第7話

家①
943
2018/10/22 12:33
メンバーみんなが集まってどこかに行くことになったんだけど、










でも、ここ中目黒ですよ?
玲於
だよねー
涼太
あ、いろんなひとに見られるってこと?
龍友
じゃあ、誰かの家行けば?
裕太
それええやん
亜嵐くーん
亜嵐
え?俺?
メンディー
俺も行きたーい
亜嵐
えぇーメンさんはー
メンディー
…でもそう言って結局混ぜてくれるもんね
玲於
毎回そうとは限らないよ
メンディー
え?なんて?
玲於
何もないです
亜嵐
じゃ、真波ちゃん、美央ちゃん、行こう!
真波
ほんとに、いいんですか?
亜嵐
いいよ!






本当は嬉しくてたまらなかったけど、

少しだけ、罪悪感があった。







だって、これは本当はあんまり良くないこと。



相手は芸能人だし、会って話すのだけでも十分



すごいことなのに、家にまで上げてくれるなんて…











私たちのこと、信用してくれてるからなのかな?






















こんなふうに色んなことを考えてるときのことだった。









美央
えっ?
涼太
美央ちゃん?
美央
あ、はい
涼太
ごめんね、急に話しかけて
美央
いえいえ。てかもしかして何回も呼んでました?
涼太
うん。なかなか気づいてくれなくて
美央
わぁーすみませんほんとに…
涼太
ううん、全然!…あの、今から言うこと、違っても許してね?
美央
…はい、なんですか?
涼太
もしかして、悪い、とか思ってる?
美央
えっと…
涼太
俺たちって一応芸能人だし。
美央
ちょっと、思ってました
涼太
やっぱり!
美央
なんで分かるんですか?
涼太
んー…王子だから?
美央
わかんないですよ!








ふたりで笑いあった。














涼太
でも、ほんとに気にしないでね?
美央
はいっ!
涼太
楽しんでくれたらそれでいいから!あと、信じてるから

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