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2018/03/18

第4話

久しぶりの挨拶。
あぁ、この感覚が懐かしい。
2人でするカメラのセット、照明のセット、
いつもの立ち位置、そして…じんたんの温もり。
全てが愛おしく感じる。

動画が始まる前のじんたんの
「せーのっ」

で俺の心は一気に舞い踊る。

そして以前のように笑顔で挨拶。

テオ
どうも〜!スカイピース!いぇいっ!
じんたん
どうも〜!スカイピース!いぇいっ!
このまま時間が止まればいいのに。
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
じんたん
よしっと…撮影終わり!
テオ
おつかれぇ〜!
撮影は無事に終了した。
今日の企画は2人でダラダラ話すだけだったが、それでも楽しかった。
ワクワクした。

俺はカメラに手を伸ばし、今撮ったばかりの出来立てホヤホヤな動画を確認する。
テオ
ん、大丈夫。じんたん映ってるよ!
じんたん
良かったああ
2人で安心したようにため息をつく。
じんたん
ていうか今何時…ってえ!?もう18時!?
テオ
あれっ、めっちゃ時間経ってんじゃんw
撮影を始めたのが14時半からだったから…

かなりの時間喋っていたことになる。
テオ
こりゃ編集が大変だぁ…
じんたん
あははwそだねぇ
なんとなく沈黙。

その沈黙を破るかのようにじんたんは話しかけてきた。
じんたん
ねぇ、テオくん?
テオ
なぁに?
じんたん
明日はさ、2人で思い出の場所…回りたいな
テオ
っ…もちろん!
明日が最後。
じんたんとの居られる時間は残りわずか。

俺はこの一分一秒を大切にしたい。



ふいに、じんたんに視線をやると、じんたんがちょっぴり薄くなっている気がして怖くなった。
テオ
あれ、じんたん?
じんたん
ん?どした?
テオ
あ、いや、なんでもなーい
俺の見間違えだったみたい。
大丈夫。
あと一日あるから。
それまでには…ちゃんと…





伝えなきゃ。
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
じんたん
どうも〜、スカイピース!いぇい!
俺は小声で撮影を始める。

テオくんは疲れていたのかぐっすり眠っている。
今しかない!と思い、
俺は急いで自分の部屋にカメラ、照明をセットする。
じんたん
えーっと、まず、この動画を見ている時には俺はいないと思うけど…テオくん、笑ってる?
元気?大丈夫?
何を喋ればいいかわからなくなってくる。
だけど、この動画に残さなきゃいけないんだ。
俺の全部の思いを…
じんたん
テオくんには辛い思い沢山させちゃってごめん。
2人でスカイピース結成したのに…俺が先にいなくなっちゃうなんてね。
でも大丈夫。いつでも空の上でピースしてるから!
じんたん
あの時、俺とテオくんは出会って…スカイピースを結成して…
俺、本当はすごく怖かった。
でも、テオくんがいたから、テオくんだったから安心したし、なんでもできる気がするって思えた。ありがとう。
じんたん
それからー…
何十分も言葉を詰まらせながら喋った。
テオくんが寂しくならないように。
テオくんが辛い時、この動画を見て元気になってくれるように…
明日で最後。
本当に、本当のお別れ。
多分もう一生会えない。それはわかってる。
わかってるからこそ、君に伝えたいんだ。
俺が消える17時27分。







ちゃんと伝えます。
……To be continued