第75話

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2021/10/19 12:47
恭平side

あなたが流星を追いかけた後、

俺は教室に一人で突っ立っていた。







△△『あ、恭平』

恭平『…△△』

△△『ここにいたんだね!』


そう言って△△は俺の前に来た。

そして頭を優しく撫でてきた。








恭平『…?』

△△『なんか、辛そうだったから』

恭平『…っ』

△△『大丈夫?』


あぁ、なんて馬鹿なことをしたんだ。

こんなに愛くるしい彼女がいるのに。

俺はその手を掴んで引き寄せた。

そして強く抱きしめる。









△△『…恭平?』

恭平『…』

△△『苦しいよ(笑)』


そう言って俺の肩に手を置き、体を少し離した。

△△は俺を見てニコッとする。








△△『大丈夫、私がいるよ』

恭平『…』

△△『…んっ』


俺は耐えきれなくなって彼女の唇を奪った。

ごめん

そう謝りながら。

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