第26話

『出来るかな』じゃなくて‥『やるんだよ』
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2020/04/11 16:20
なんやかんやあり‥

プロデューサーさんからの説明が始まった。

プロデューサー「今度、選抜メンバーは一週間後にツンドラ星でライブをします。
ツンドラ星は、芸能禁止の星。
この星でのライブはDESとの戦闘は避けられません。
なので、貴方達にはこのライブをDESから守ってもらいます。」


ザワザワザワザワザワザワザワザワ

他のオーディション生
他のオーディション生
あの‥それって‥戦うって事ですか?
プロデューサー
プロデューサー
ええ‥そういうことになるわね。
オーディション生
オーディション生
む、無理ですよ!
私達、まだオーディション生ですよ!?
プロデューサー
プロデューサー
あらっだから、訓練を受けてもらうんじゃないの。
何のために一週間後のライブをオーディション審査の舞台にしたの?
貴方達に訓練する時間を与えるためよ。
他のオーディション生
他のオーディション生
一週間って‥そんな‥

できないですよ!
プロデューサー
プロデューサー
出来ないなら、オーディション辞退してもらって結構。
他のオーディション生
他のオーディション生
うっ‥‥
他のオーディション生とプロデューサーさんが言葉でやり合った(?)

一週間で‥‥。

私たちが戦うなんて‥。

あなた「出来るかな‥私‥。」

ポロッとこぼした一言。

その瞬間、バシッと背中を叩かれた。

あなた「っ!?いたっ‥!?」

びっくりして振り返ると、後ろには怖い顔をした英玲奈さんが立っていた。

英玲奈「『出来るかな』ってなに?なんで弱気になってんの?なるんでしょ?00に。何のためにここまで来たの!?
『出来るかな』じゃない『やるんだよ』」

英玲奈さんにそう言われてハッとした。

そうだ‥。私‥。

00にどうしてもなりたくて‥。

最後のチャンスを掴みたくて‥。

ここまで来たんだ!

あなた「英玲奈さん。ありがとう。やろう。」

英玲奈「ええ。やってやりましょう。」



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