第57話

始まりと終わり
378
2020/05/09 15:58
キュ〜    キュ〜  キュ〜

宇宙でキララが鳴いている。

ある少女の周りをグルグルと回って…。
先代 ゆいはん
先代 ゆいはん
あかん…。行ったら…あかん…。
そう言って、真っ黒に輝くキララの方へ手を伸ばす。
キララは一度振り返ったが、また…進みはじめた。
先代 ゆいはん
先代 ゆいはん
あかん!戻って…おいで…!
行ったらあかん…!
キララは、止める少女を無視して水晶の向こうへ行ってしまった。

水晶は、ピカァっと眩しい光を放った。
先代 ゆいはん
先代 ゆいはん
うっ…。
眩しくて、目を閉じた。

次に目を開けた時には…黒く輝いたキララは消えていた。
先代 ゆいはん
先代 ゆいはん
どうしたらええんや…。
despairが現世へ行ってしまった…。
また…絶望が広がる。
そう言う少女の周りをもう1匹のキララが、心配そうに回り続ける 。
先代 ゆいはん
先代 ゆいはん
hoop…。

お願い…。少女を探して…。
センターノヴァに最も近い少女を…。

そして…despairを止めて…!
キララは、それに答えるようにキューと鳴く。

そして、水晶の向こうへ行ってしまった。
先代 ゆいはん
先代 ゆいはん
頼んだで…。hope…。

頼んだで…。0048…!



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【現世】


despair
despair
ここが…秋葉星…。

AKB0048…。
hoop
hoop
早く…見つけなきゃ。

全てが消えてしまう前に…!

現世の別々の場所に、キララが降り立った。


闇のキララ despair

光のキララ hope


AKB0048。

メンバーの知らないところで、新たな戦いが幕を開けようとしていた。

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