キュ〜 キュ〜 キュ〜
宇宙でキララが鳴いている。
ある少女の周りをグルグルと回って…。
そう言って、真っ黒に輝くキララの方へ手を伸ばす。
キララは一度振り返ったが、また…進みはじめた。
キララは、止める少女を無視して水晶の向こうへ行ってしまった。
水晶は、ピカァっと眩しい光を放った。
眩しくて、目を閉じた。
次に目を開けた時には…黒く輝いたキララは消えていた。
そう言う少女の周りをもう1匹のキララが、心配そうに回り続ける 。
キララは、それに答えるようにキューと鳴く。
そして、水晶の向こうへ行ってしまった。
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【現世】
現世の別々の場所に、キララが降り立った。
闇のキララ despair
光のキララ hope
AKB0048。
メンバーの知らないところで、新たな戦いが幕を開けようとしていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!