第60話

ようこそ
249
2020/05/15 13:50
ーAKB0048劇場ー

スタッフ「これが書庫の鍵になります。」

(なまえ)
あなた
ありがとうございます!
三条  みぞれ
三条 みぞれ
お預かりします。
あの後、私達はさっそく劇場へやってきた。

今日も夜公演があるため、スタッフさん達は機材のチェックに衣装のチェック…忙しそうに動き回っていた。

そんなスタッフさんにお願いして、書庫の鍵を預かった。

スタッフ「このエレベーターで地下へ行くことが出来ます。」

スタッフさんが地下へ繋がるエレベーターへ案内してくれた。

(なまえ)
あなた
ありがとうございます
三条  みぞれ
三条 みぞれ
ありがとうございます
スタッフ「では、また鍵の返却をお願いします。」

チーーーーーーーン


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






チーーーーーーーン
(なまえ)
あなた
つ…いた?
三条  みぞれ
三条 みぞれ
ここが地下…?
少し暗く…でも、神聖な場所だということは直ぐに分かる。

地下はそんな場所だった。
(なまえ)
あなた
えっと、こっちが聖域ね…。
それでこっちが書庫…。
三条  みぞれ
三条 みぞれ
わぁ…!
教えてもらった場所を確認して、ふと、顔を向ける。

そこには、赤くて大きな鳥居があった。

ここから先が聖域。
(なまえ)
あなた
すっごい大きな鳥居…。
三条  みぞれ
三条 みぞれ
ここが聖域…。

0048メンバーでも入ることが許されない場所。
大きな鳥居…初めて見た聖域…。

初めてみる色々なものに圧倒されていると、どこからか音楽が聞こえてきた。


(なまえ)
あなた
何か…聞こえない?
三条  みぞれ
三条 みぞれ
えっ?
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
三条  みぞれ
三条 みぞれ
ほんとだ…。
(なまえ)
あなた
なんの曲だろう?
三条  みぞれ
三条 みぞれ
……。聖域から聞こえる…。
(なまえ)
あなた
聖域から…。ほんとだ…。
気になるね…。
三条  みぞれ
三条 みぞれ
でも、入れないし…。
(なまえ)
あなた
うん…。気になるけど…入れないしね…。

行こっか…?
三条  みぞれ
三条 みぞれ
そうしよっか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ー書庫ー


キィィィィィィィィ…

(なまえ)
あなた
うわぁ…
ゆっくり…開いた大きなトビラ。

そのトビラの向こうには、大きな本棚…。

三条  みぞれ
三条 みぞれ
これ…全部00に関する書物…ってこと?
(なまえ)
あなた
すごい沢山…。
またまた、本の多さに圧倒されていると後ろから声が聞こえた。
あっちゃん
あっちゃん
あら?先客が居るみたいね?
(なまえ)
あなた
っ!あっちゃん…!
三条  みぞれ
三条 みぞれ
前田さん!
振り返ると、あっちゃんがいた。

あっちゃんは可笑しそうにクスクス笑っていた。
(なまえ)
あなた
どうしてここに…?
あっちゃん
あっちゃん
私…時間を見つけてはここで過ごしているの。
(なまえ)
あなた
ここで…?
あっちゃん
あっちゃん
ええ…。ここは…すごく落ち着くの。

0048の今までの歴史がここには詰まってる。
(なまえ)
あなた
00の歴史…
あっちゃん
あっちゃん
そう。
休日もここに居ることが多いけど、お仕事前にもよくここへ来るの。

今までの歴史を私が守る。これからの歴史を私が創る。

前田敦子の名に恥じないように。

ここに来ると、意識を高めることができるから。
三条  みぞれ
三条 みぞれ
そうなんですね。
あっちゃん
あっちゃん
フフッ^^

あっそうだ…!
こっち…!おいで!
あっちゃんに手招きされ、私達はついて行く。

本棚の道を奥へ奥へ…と進んでいく。


あっちゃん
あっちゃん
ようこそ…^^

私の秘密の場所へ…
(なまえ)
あなた
わぁ!!
三条  みぞれ
三条 みぞれ
うわあ…!

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