一応…理由聞いてもいいかな?
私…自分が育てたいと思った子しか妹にしないって決めてるの。
分かってます…。
私…、6年前にAKB0048のライブ見に行ったんです。
その時は、先代の9代目あっちゃんがセンターでした。
私は、あっちゃんの虜になりました。
もう楽しくて楽しくて!
一緒に歌ってたんです。
そしたら、私のところに…この子が来たんです…。
みぞれちゃんは、そう言うと片手をスっと出した。
っ!
えっ!
キュ〜
鳴き声を発したキララがみぞれちゃんの手の上に乗った。
どうして…キララが…
この子は、9代目あっちゃんのキララです。
6年前のあの日から…ずっと共に過ごしてきました。
あの日、キララを1度あっちゃんが迎えに来たんです。
私の元へ。
でも、キララは帰らず私のそばに居ることを選んだ。
その時に、あっちゃんに言われたんです。
『私のキララは貴方を選んだ。前田敦子のキララはそう簡単に主を変えたりしないの。
貴方は前田敦子のキララに選ばれたの。それは、貴方に素質があるということ。
もし、将来AKBになったら…その時は前田敦子の妹になりなさい。きっと…何か得るものがあるわ。貴方はもっと輝ける。』
そう言われたんです。
そのあっちゃんの言葉を信じ、私は0048のオーディションを受けたんです。
先代が…そんなことを…
もっと早く言うつもりだったんですけど…、タイミング失っちゃって…
あっ…
………。
みぞれちゃんの話を聞き、あっちゃんは少し黙って何かを考えていた。
少しの沈黙が流れ、あっちゃんがパッと顔を上げた。
確かに…前田敦子のキララはそう簡単に主を変えたりしない。
前田敦子のキララは人を選ぶの。自分を輝かすことのできる人を。
そのキララが貴方を選んだ。それは、凄いことなの。
それに…私も目はつけていたのよ…みぞれちゃんも。
えっ!
そうだったんですか!
うん。
今年は…すごい研究生が揃ったなって思ってた
あっちゃんは少し笑うと、一呼吸置いて言った。
ほんとに…私でいいの?
はい!
そう…。あなたちゃんとライバルになるけどいいの?
大丈夫です!
うん。お願いします!
っ!いいんですか…!
うん!^^
や、やった…!
良かったね…!みぞれちゃん!
うん!
喜んでいいの?
私の後継者は1人だよ?
ライバルなのよ?
あっ…
あっ…
クスッ^^*
頑張ってね!
はい!
はい!
さっそくなんだけど…、今日この後用事…ある?
なければ、夜公演にちょっとだけ出てほしいんだけど。
よ、夜公演…ですか?
そう。正式に妹として、ファンの皆さんへ紹介したいの。
正式に…妹として…° ✧ (*´ `*) ✧ °
すごい…° ✧ (*´ `*) ✧ °
どう?出れそう?
でます!
でまふ!…あっ…噛んじゃった…。
フフッ^^
じゃあ、プロデューサーとスタッフさんに伝えてくるからちょっと待ってて^^
あっちゃんは、そう言って上へ上がって行った。
妹…なっちゃった…あっちゃんの。
夢…みたい
みぞれちゃん…頑張ろうね
うん!頑張ろう…あなたちゃん
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依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!