第17話

鳴り響くサイレン
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2020/03/27 15:44
ーー数時間後ーー



英玲奈「♪〜♪〜〜♪〜〜」

みぞれ「………………。」

六花「あなた〜お菓子いるー?」

あなた「あっ!いただきます^^」


あれから、私達は自由に過ごしてる。

音楽を聞いたり。本を読んだり。

おしゃべりしたり。お菓子食べたり。


飛行船のチケットは貰ったけど、行先は書いてなかった。

この飛行船がどこに向かっているのか、私達はどこで降りればいいのか。

全く分からない。不安が増してくる。

オーディション自体が嘘ってことはないよね……。


…………なんて、良くない事を考えながら

私は、六花さんに貰ったお菓子を食べる。











ウーウーウーウー


4人『!?!?!?!?』


突然サイレンが鳴り響いた。

みぞれ「な、なに……!?」

六花「ちょっとぉ!なんなのー?」

この音……知ってる……。

嫌な予感に胸の鼓動が早くなっていく。

もしかして……


英玲奈「DESが来た……。」

あなた「っ!!」

英玲奈さんがそう言って、何か準備を始めた。

みぞれ「DESって……?誰?何?」

英玲奈「っ!あなた、DESの事知らないの?」

みぞれ「わ、私……分からない……」

英玲奈「はぁ……。DESはAKB0048を捕まえようとしてる軍隊よ。『芸能は悪だ』って思ってる。」


みぞれ「そ、そんな!」

六花「嘘…でしょ…」

英玲奈「AKBはいつもDESと戦ってるの。こんなことも知らないの?」

DESの事を知らなかったようで、六花さんもみぞれさんも顔が青ざめて…震えてる。

英玲奈「DESは私たちを捕まえに来たのよ。」

六花「っ!なんでぇ!?私達、関係ないじゃん!」

英玲奈「私たちは!オーディション生でしょ!?」

六花「っ!!」

英玲奈「00になるって事はそういう事なの。……………………。あなたは分かってるわよね?」

英玲奈さんは、じっと私を見て言った。

あなた「私の事……知ってるんですか……?」

英玲奈「あなただって…私のこと知っているでしょ?何度か顔を合わせているもの。」

覚えてたんだ…。

私の事。

英玲奈「あなた!行くわよ!」

あなた「っ……!はい!!」



英玲奈「あなた達はどーする?ここで立ち止まる?」

震えてる六花さんとみぞれさんに聞く。

2人は、戸惑っているようだった。

あなた「一緒になりましょう!00に^^」


みぞれ「で、でも…。その…DES?に捕まったら……。」

あなた「大丈夫です^^きっと……00が来てくれます^^」

六花「…………。分かった。行く!」

英玲奈/あなた『っ!!』

みぞれ「わ、私も!00になりたいから!!」



英玲奈「……。決まったわね。」

英玲奈さんがニヤリと笑って言う。

あなた「行きましょう。みんなで!」

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