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あっちゃんは、そう言って立ち上がる。
頭を下げてる先輩達。
あっちゃんは、チラッと星さんを見る。
あっちゃんは、ボソッと何かを言うと星さんの頭をポンッとして出ていった。
少し頬を赤くした星さんが、何かを誤魔化すようにパンっと手を叩いて言った。
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ドカッ バシッ
バシッ ガンッ
グッ ガンッ!
バシッ! バンッ! ドカッ!
彩綾とロボット対私。
2対1で訓練をしている。
彩綾さん・ロボット・彩綾さん・ロボット…
休む暇なく襲いかかってくる敵。
足もフラフラ。手もジンジンと痺れ出した。
ドカッ!
答える暇もなく、私は彩綾さんにやられてしまった。
彩綾さん…意外とスパルタ…。
しかも、彩綾さんの拳はすごく重い…。
見た目のほわほわっとした感じからは想像つかないほど…。
星さんが声をかけてくれて、今日のレッスンは終了となった。
彩綾さんは納得いってないみたいだけど…(--;)
彩綾さんが服をパタパタさせて言う。
確かに…。
汗でびっしょりのレッスン着がベタベタと肌にくっついて気持ち悪い。
水遊びでもしたの?っていうくらいびっしょり。
星さんは笑って言った。
けど、私は笑えませんヽ(;▽;)ノ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。