第20話

私の知ってる00
361
2020/03/29 13:58
また暫く進む。

たまにある出口で場所を確認しながら。


DES「2001号室の人間がまだ見つかってないぞ!」

DES「くそっ!そいつらがきっとオーディション生だ!」


DES「絶対見つけるぞ!」

DESの声が聞こえた。

やばい。もうバレた。

木梨   六花
木梨 六花
バレてるじゃん!
四つ葉  英玲奈
四つ葉  英玲奈
もう下には戻れないわね
三条  みぞれ
三条 みぞれ
そんな‥
(なまえ)
あなた
00が来てくれます。きっと大丈夫です。
私がそう送ると、前にいた六花さんにキッと睨まれた。

えっ‥なんで‥。

木梨   六花
木梨 六花
00が来てくれる?こんな時にふざけないでよ!
(なまえ)
あなた
ふざけてません!きっと来てくれます!
木梨   六花
木梨 六花
何を根拠に言ってるの!?
(なまえ)
あなた
それは‥‥。
でも、00なら!きっと来てくれます!
木梨   六花
木梨 六花
仮に来てくれたとして、00に何が出来るの!?

00はアイドル!歌って踊ってキラキラ輝くのがアイドルでしょ!?
(なまえ)
あなた
00は戦います!
とってもかっこいいんです!

00はきっと助けに来てくれます!
木梨   六花
木梨 六花
戦う?
あんな完全装備で銃を持ってるやつと!?

無理に決まってるでしょ!
(なまえ)
あなた
無理じゃないです!!
00は助けに来てくれます!
木梨   六花
木梨 六花
はぁ!?まだ言うの!?
(なまえ)
あなた
何度だって言います!

六花さんも‥なんで分かってくれないんですか!
木梨   六花
木梨 六花
分かるわけないでしょ!?

私は戦ってるアイドルなんて見たことない!

だから、想像なんかつかないし分からない!!
四つ葉  英玲奈
四つ葉  英玲奈
あんた達いい加減にして。
今そんなこと言い争ってる場合じゃないでしょ。
木梨   六花
木梨 六花
知らない!
(なまえ)
あなた
ごめんなさい‥。
熱くなりすぎて、喧嘩をしてしまった‥。

怒られるまで止められなかった。

私の知ってる00を全て否定された気がして‥。

正直‥ムカついた。











♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜


いきなり、音楽が流れはじめた。

この音楽!


あなた/英玲奈「00だ!!」


六花/みぞれ「えっ!?」


思わず叫んでしまった。

00が来てくれた!!


DES「00か!?くそっ!艦内のスピーカーをジャックされたのか!」

DES「おい!今上から声がしたぞ!?」


DES「なに!?まさか、あの通気口の中にいるのか!?」

DES「開けるぞ!」


下にわらわらとDESが集まってきた。


やばい!バレた!!!


どうしよう。もう逃げれない‥。

ここで終わりか‥。



諦めかけたその時だった。


「わぁ!!!!あぶなーーーい!!」


DES『うわぁ!!』



四人『えっ?』

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