第16話

貴方はあの場所を覚えていますか
345
2019/01/12 08:41
俺は君を車に乗せて運転をした
俺はあなたと一切喋らず家に向かった

でも俺は気づいていた

君が俺の見えない角度で泣いていたことを
マサイ
マサイ
ついたよ
あなた
あなた
わかった
いつもと違う話し方

そんなのわかってる

けど君は明日までしか俺の隣に居ないのだから
俺は家のドアを開けて
あなたをリビングに座らした
マサイ
マサイ
夜ご飯今から作るんだけど
何がいい
あなた
あなた
なんでもいいよ

お腹空かないから
君はいつもと違う塩対応だ。

いやもしかしたら俺の勘違いなのかな

何もかもが本当なのか俺はわからなくなった
マサイ
マサイ
じゃあおにぎりするから待ってて
あなた
あなた
うん
俺は自分のおにぎりと
あなたのおにぎりを作り
机に置いた
マサイ
マサイ
いただきます
あなた
あなた
いただきます
あなた
あなた
ん、美味しい
マサイ
マサイ
そっか良かった
君は無理して笑顔作った

その君が笑った瞳の奥には

泣いている君の姿が見えた気がした
マサイ
マサイ
ごちそうさま
あなた
あなた
ごちそうさま
マサイ
マサイ
あ、俺が片付けるよ
あなた
あなた
あ、ありがと
こんなやり取りが続くのかな

最後は笑顔で君と過ごしたいのに

でもそんなこと君に言えるわけがない
俺はいろいろ済ませ編集を終わらす時だった
だけどもう寝る時間だ

マサイ
マサイ
あなたもう寝よっか
あなた
あなた
そうだね...
あなた
あなた
じゃあおやすみ
マサイ
マサイ
うんおやすみ
今日これで君と話す言葉は
おやすみで終わりなのかな
マサイ
マサイ
ねぇあなた
あなた
あなた
なっ、なに...
君は声を震わせながら
応答してくれた
マサイ
マサイ
お願いしていいかな
あなた
あなた
いっ、いい、よ





















































































































































“今日だけでいいから抱かして”



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