🔞です!!苦手な方は
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……びっくりした。まさかカンタがあんなに酔いやすかったなんて。
少し飲んだだけで、あそこまでなるとは思わなかった。
決して、やましい気持ちがあったわけではない。決して。
そういう言い訳を心の中で唱えつつ、すやすやと安らかな寝息をたてている隣を見る。
そこには俺の相方で、かけがえのない恋人のカンタがいた。
こちらに背を向けて眠っているカンタの首にそっと唇を落とす…
ふわっとアルコールと汗の匂いが鼻をくすぐる。
しばらくそのままカンタの匂いを楽しんでいた。
うん。今の俺は正しく変態だな。
だって、こんなに魅力的な恋人が近くにいるのに何もさせてもらえないなんて、辛すぎる。
もはや拷問モノだろ、これ。
あー、だめだ。ついついそういう事を考えてしまう…。
裸になって、真っ赤になるカンタ。
俺の手でとろとろにされちゃうカンタ。
腰をくねらせて、必死に声を我慢するカンタ……
ばっと体を捻ってカンタに背を向ける……
これは右手のお世話になるしかないか……
ベッドから出ようとしたらいきなり右手を掴まれた。
……!!バレてたー!
最後の言葉は少しヤケになったような口調だった。
カンタは耳まで真っ赤になって俯いている。
きっと何を言っても頷くか、首を振るしかしないんだろう。
そっと唇を寄せて舌も差し入れてみる。
カンタも同じように舌を絡ませてくれた。
きょとん、とした顔でこっちを見てくる。
それがあまりにも可愛くてつい笑みがこぼれる。
カンタにはただ気持ちよくなってもらいたいだけ。
俺自身のことなんか、もうどうでも良くなってきた……
せっかくカンタが誘ってくれたんだからいい思いをさせてやりたい。
カンタの唇に軽くキスを落として、服を脱がしていく。
緊張しているせいか、カンタのモノはまだ勃ってはいなかった。
続く……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。