第12話

遺書
5,122
2020/08/31 06:32

拝啓 両親、お兄ちゃん、真冬、
この手紙を読んで下さっている貴方へ
あなたがこの手紙を読むとき、私はきっと死んでいるでしょう

真冬のリスナー様に殺されているでしょう

もし、遊び心で開いたならすぐ閉じてください

これは私の“遺書”ですから
私の双子の兄、真冬はまふまふとして音楽活動をしています

まふまふのリスナー様は軽く何百万人を超え、その人気はアジアまで広がっています

彼には音楽の才能があり、たくさんの人を笑顔にしています

もちろん、この私もです

高音キーですが、聞きやすい高音キーで私たち人間を包み込むような声が彼の魅力的です


そんな兄のリスナー様には害悪リスナーと言われる方々がたくさんいます

盗聴、盗撮、住所特定行為 etc…


少し前に体が写っている実写生放送で、私の体が写ってしまいました

私の声と私の後ろ姿がネット上に載せられてしまいました


その後直ぐに弁解し、受け入れてくださった方と受け入れてくださらなかった方もいました

私という存在を気に入らない方々から酷い書き込み、殺害予告をされました

そうゆうものがどんどん激しくなっていきました

まず、私の顔が特定され、次に職場、出身校、本名に住所まで

ネット上だけだった殺害予告が私の自宅まで届くようになりました


私は職場を辞めました

職場にも私を気に入らない方や受け入れて下さらない方がいましたから

お金はありました…笑

まだ、残っているので家族に渡してくださると嬉しいです


私は、殺害予告された場所に行ったのでしょう

そうでなくては、この手紙…

いや、遺書をあなたが読んでいませんもんね笑