第11話

君の家の閉ざされた鍵穴
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2020/08/31 02:48

〜まふまふside〜

お葬式に使う、遺影用の写真を探すためにあなたの家に来た

両親と兄は仕事で来れないので、引きこもりの僕
1人での作業

いくら妹とはいえ、僕と同い歳の双子の女性の家

自然と背筋がスッと伸びている…w

合鍵って便利だな…ww

相川 真冬(まふまふ)
相川 真冬(まふまふ)
お邪魔します…


返事が帰ってこない

あ…そっか、もうあなたは居ないんだ…

ダメだ…涙出てくる…


少しだけ埃っぽくなったあなたの家だけど、綺麗に整頓されていた

迷わずに1番大きな本棚のある寝室に入った

ここなら色々と置いてあるからアルバムもあるだろう

いい写真があるといいな…
相川 真冬(まふまふ)
相川 真冬(まふまふ)
あ…

僕のまふまふグッズだ…

まふてるもいるw

フフッ、そらるさんのもあるw

あ、はんぺんww

よし、本棚っと…



















あれ、どこにあるんだろう…?

あなたは写真が好きだったはず…

撮るのも取られるのも両方好きだったよね…

しかも、その写真とかでアルバムを作るのも得意だった

僕もまふまふのアルバムを何冊も貰ったっけ…ww

たしか、そらるさんも貰ってたなぁ…

家帰ったら見よっかなw


それにしても…
相川 真冬(まふまふ)
相川 真冬(まふまふ)
ないなぁ…

ぽつりとつぶやいた言葉は返してくる人がいなく、部屋の壁に吸い込まれていった


あ〜… ダメだ、暗い気持ちになってくる…

その時、カチャリと鍵のようなものが落ちた音がした

おそらく、僕がアルバムを探していたときに当たってしまっていたのだろう

でも、どこの鍵?

部屋の鍵にしては小さいなぁ…

自転車の鍵はさっきもう見つけたし…

僕は、鍵を拾って凸凹(でこぼこ)な形を撫でている

あれ…

でも、この鍵…

どっかで…

相川 真冬(まふまふ)
相川 真冬(まふまふ)
あ!!
もしかしてっ!?

小学校、中学校と使っていた学習机

高校生ではさすがに小さすぎるため買い換えたのだ

高校の入学祝いで親に買ってもらったのだった

どっかで見たことがあるのは、そうだ

僕も同じものを持っていた

あなたは、1人暮しを始めるときにも使い勝手がいいからと持っていったんだ

僕なんて、実家に置きっぱなしだったような…ww

その高校の時の入学祝いで買ってもらった机の引き出し

そう、小さな鍵付きの引き出し



鍵穴に差し込んでみた

すると、何の抵抗もなくスッと入った

あ、サイズはピッタリ…

回してみると、ガチャリと音を立てて回った

僕は恐る恐る開けてみた


変なものは入っていないと思うけれど、なぜか怖い…w

相川 真冬(まふまふ)
相川 真冬(まふまふ)
え…?

もちろん、変なものは入っていなかった

でも、一通の手紙が入っていた


封筒に大きく書かれた文字…


それは…
相川 真冬(まふまふ)
相川 真冬(まふまふ)
遺書…

あなたの字だ、あなたの字…

そうか、殺害予告だった…

前に書いてたのかなぁ…


僕は、開けてみることにした


恐る恐る手を伸ばした


こんな気持ち始めて…


口から心臓が飛び出てきそうだ



僕は思い切って封を切った