第15話

リスナーに伝えた気持ち

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2020/09/04 04:28


〜まふまふside〜

ー8時ー

ーまふまふさんが『お久しぶりです』を開始しましたー

相川真冬（まふまふ）

えーっと…
お久しぶりです

相川真冬（まふまふ）

聞こえてる？？
音量大丈夫？


〉〉 お久しぶりです！
〉〉 聞こえてますよ〜
〉〉 わこつでーす！
〉〉 音量ちょうどいいでーす！

相川真冬（まふまふ）

えっと…
まずは、ずっとTwitterにも浮上せず、放ったらかしにしてしまって申し訳ありません


〉〉 大丈夫ですよー！
〉〉〉 何かあったんですよね？？
〉〉 少しびっくりしました

相川真冬（まふまふ）

なんか、まふまふの死亡説なんかも出てたみたいでw

相川真冬（まふまふ）

生存ツイートぐらいすれば良かったなぁ…
なんて思ってます…


〉〉 確かに出てましたねww
〉〉 結構死亡説濃厚でしたよ
〉〉 生きてて良かったです
〉〉 何があったんですか？

相川真冬（まふまふ）

少し…
いやかなり重い話ですが、聞いてくれますか？？


〉〉 え…引退？？
〉〉 引退は嫌です…
〉〉 不穏な予感
〉〉 少し怖いです

相川真冬（まふまふ）

…僕の妹が少し前に空へと旅立って行きました

相川真冬（まふまふ）

帰らぬ人となりました


〉〉 …あの子ですか？？
〉〉 妹いたんですね…
〉〉 嘘…

相川真冬（まふまふ）

前に彼女疑惑が出たとき、みんなに紹介したよね？？

相川真冬（まふまふ）

あの妹です


〉〉 いましたね！
〉〉 あー、あの子か…
〉〉 美人な子ですよね？？
〉〉〉 今は大丈夫なんですか？

相川真冬（まふまふ）

…正直に言うと、辛いなぁ

相川真冬（まふまふ）

泣いて、泣いて、泣きまくって…
そらるさんにもご心配かけしましたw

相川真冬（まふまふ）

それで、喉は枯れちゃったけどね


〉〉 そうだったんですか…
〉〉 喉お大事に…
〉〉〉 どうして亡くなったんですか？？

相川真冬（まふまふ）

そう、その事が今回のメインかな…

相川真冬（まふまふ）

妹は遺書を残していました


〉〉 自殺？
〉〉 自殺じゃん…
〉〉 え、遺書？

相川真冬（まふまふ）

遺書といっても自殺じゃなかったです

相川真冬（まふまふ）

遺書の内容は、“自分がこの日に死ぬことを分かって書いたもの”です


〉〉 え？？
〉〉 ？？？？
〉〉 どういうことですか？
〉〉 ん？？

相川真冬（まふまふ）

簡単に言うと…

相川真冬（まふまふ）

妹は僕のリスナーの一部から殺害予告を受けていました

相川真冬（まふまふ）

それも、悪質なもので


〉〉 えっ…
〉〉 殺害予告…

相川真冬（まふまふ）

だから、自分がいつ死ぬか分かっていてこれを残したんだと思います


〉〉 妹ちゃんの考えが凄い…
〉〉 頭いい…
〉〉 そうだったんですね…

相川真冬（まふまふ）

僕は、殺害予告のことも言われてないし、悪害がいたことも分かっていたのに何も出来ていなかった…

相川真冬（まふまふ）

頼りない兄で申し訳ないなぁ…


〉〉 そんなことないですよ！！
〉〉 妹ちゃんもまふくんのために言わなかったのかも知れませんし！！

相川真冬（まふまふ）

みんな、ありがとう

相川真冬（まふまふ）

僕が言いたいのはこれは僕のせいでもあると言うこと

相川真冬（まふまふ）

あらぬ誤解を生んでしまったのも僕だし、それを放っておいたのも僕だ


〉〉 そんな訳ないです！！
〉〉 悪いのは悪害
〉〉 まふくんのせいじゃない

相川真冬（まふまふ）

…そう言ってくれても、僕の中では僕が加害者だ

相川真冬（まふまふ）

みんなにお願いがあるんだ


〉〉〉 なんですか？

相川真冬（まふまふ）

もう二度とこんなことは起こって欲しくはないと僕は思うんだ

相川真冬（まふまふ）

だから、みんなが一人一人が節度を守って行動してほしい

相川真冬（まふまふ）

約束してくれますか？


〉〉 はい！！約束します！
〉〉 把握です！
〉〉 了解です！

相川真冬（まふまふ）

ありがとう

相川真冬（まふまふ）

それじゃあ、ただいま


〉〉〉 おかえりなさい！！
〉〉〉 待ってました！！


ーまふまふさんが『お久しぶりです』を終了しましたー

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第16話『もう一度君に会いたい』

りんご🍎🍏

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。