しばらく見ていなかった悪夢…
あの言葉が俺に
人と関わることの恐怖心を思い出させる
周りを信用していないわけじゃない
むしろ俺の周りはいい人ばかり
だから…だから
俺なんかいない方が
みんな幸せで
笑顔で
生きていられるんじゃないかって
そう思って関わってこないでいたのに…
いつのまにか
こんなに…
涙が出るほど…
みんなが好きだったんだな
“みんなと一緒に馬鹿やっていたい”
それが本心だって
思う度に
後ろめたさが勝って
心を開くことが出来なくなる…
そんなんだったら
もう
心なんて、要らない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。