第3話

一話
98
2023/04/06 12:07
マリサ
マリサ
ふぅー…
コツ
マリサ
マリサ
やっと…ついた〜!ぜ?
フィガロ
ん?
マリサ
マリサ
うわ…
フィガロ
出会いがしらひどいよ。
フィガロ
てか、何で君がここに?
マリサ
マリサ
あ〜…右の耳の裏側の方。
マリサ
マリサ
見てみ?
フィガロが近づき、見る
フィガロ
ありゃ、賢者の魔法使いの紋章だ。
フィガロ
でも、北の国の魔法使いは死んでいない。
マリサ
マリサ
だが、召喚されたのも事実だぜ?
フィガロ
みたいだね。
フィガロ
まぁ、ここの片付けは殆終わったし、行こっか。
フィガロの後ろをついていきながら、尋ねた。
マリサ
マリサ
おい。
マリサ
マリサ
まず、何があった?
マリサ
マリサ
魔力の残量を感じる。
マリサ
マリサ
しかも、何人ものな。
マリサ
マリサ
そして、どこに向かっているんだ?
フィガロ
質問が多いよ。
マリサ
マリサ
いや、すまん。
フィガロ
まず、俺たちが向かっているのは、談話室さ。
フィガロ
そして、さっきまで、中央の国の兵士たちが攻めてきたんだ。
マリサ
マリサ
へぇ…
フィガロ
さてと、あ、そうだ。
フィガロは振り返って
フィガロ
俺は、今南の国の魔法使いだから。
マリサ
マリサ
え?
信じられないと、いった顔をした。
フィガロ
あ、ルチル、レノックス!
ルチル
フィガロ先生。
レノックス
どうかしましたか?
ちなみに今フィガロの後ろにマリサは居て、 身長で完全に隠れてしまっているのである。
フィガロ
いやぁさ、ちょっと他の魔法使い集められないかなって。
ルチル
ルチル
どうかしたんですか?
フィガロ
ほら。
マリサ
マリサ
促されなくてもいいぜ…
レノックス
そちらの方は…?
フィガロ
後でまとめて紹介したほうがいいだろう?
ルチル
そうですよね。それでは、私集めてきます!
レノックス
フィガロ様は?
フィガロ
俺はここに居るよ。
レノックス
分かりました。
ルチル
レノさんはやくー!
レノックス
分かった。それでは。
フィガロは手を振った。

マリサからの睨むような視線を無視しながら
マリサ
マリサ
お前…キャラ変わり過ぎじゃ?
マリサ
マリサ
俺はたかが20年ほどしか知らねぇけどさ。
フィガロ
煩い。
マリサ
マリサ
本性現したな。
フィガロ
そこまで、本性は出していない。
マリサ
マリサ
とか、言っておいていつかやらかすだろうな。
フィガロ
…。
フィガロ
やりかねないのは否定しないであげるよ。
マリサ
マリサ
そうかよ。

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