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第19話

しのぶside
彼女はこう言いました



「償いとして、私を斬って」



そんなこと、できるわけないじゃないですか……


やっと、会えたのに


やっと、謝ることができたのに


あと、仲直りするだけなのに


私じゃあ、もう無理なんでしょうか


カナヲなら、カナヲなら彼女を連れ戻すことができたのでしょうか


私は、もう、道を間違えたから


戻ることは、できないのでしょうか……


そんなの


嫌ですよ……




あなた

それじゃあ

あなた

鳴女さん、私を無限城まで

胡蝶しのぶ
待っ

私が言おうとした「待って」という声は、私ではない、違う人の声によってかき消される
栗花落カナヲ
待って!!

私の声をかき消したのは、カナヲだった


でも、カナヲの声は届かず、あなたは行ってしまった
胡蝶しのぶ
か、カナヲ……
栗花落カナヲ
しは…………しのぶさん…

……やっぱり、"師範"とは呼んでくれないんですね……
胡蝶しのぶ
どうしてここに?
栗花落カナヲ
……しのぶさんの鴉に教えてもらいました

そうカナヲが言うと、私の鴉が肩にのり、誇らしげな顔でこちらを見ていた
胡蝶しのぶ
そう……

私はそう言って鴉の頭を撫でた


鴉は満足そうな顔で撫でてもらうのを喜んでいた
栗花落カナヲ
……その、何を話してたんですか?
胡蝶しのぶ
……私じゃ、無理でした
栗花落カナヲ
!!
胡蝶しのぶ
彼女を連れ戻すことはできなかったみたいです
栗花落カナヲ
……
胡蝶しのぶ
鬼殺隊も、柱もやめると言っていましたよ
胡蝶しのぶ
私のせいですね……
胡蝶しのぶ
私が、もっと早くに気づいていれば……
栗花落カナヲ
……違います……
栗花落カナヲ
そ、その……酷いこと言ってごめんなさい……私を拾ってくれた恩人で……"師範"なのに……
胡蝶しのぶ
!!
栗花落カナヲ
私も、私ももっと早く御館様に伝えていれば……こんなことにはならなかったんです……
栗花落カナヲ
ごめんなさい……
胡蝶しのぶ
……いいんですよ……なんて、私が言える立場じゃないですが……でも、また"師範"って呼んでくれて良かったです
胡蝶しのぶ
早くこのことを御館様に伝えましょう
胡蝶しのぶ
あなたさんの為にも
栗花落カナヲ
はい




私は、カナヲと仲直りすることができた





次は、必ず貴方と仲直りしますからね


あなたさん……