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第21話

昔話⒈
私は……いや、私達は、近くに海がある平穏で小さな村に生まれた


春野が後で、私が先に生まれた


私達が生まれた年


その村に、大きな災害が起こった


大雨で、海が氾濫して村が沈んだのだ


その村の多くの人が亡くなり、私の父親も亡くなった


理由は、私を守ったからだそうだ


私のために父が死んだ為、母は私を恨んだ
お前が!お前が生まれたせいで災害が起こって、あの人も死んだんだ!!
お前は不幸を呼ぶ死神だ!!
人の命を奪う死神だ!!

母は、私を罵った


しばらく虐待を受けた末、10歳くらいになり家を追い出された私は、その村の周りをウロウロとしていた




近くにあった海を砂浜の上で眺めていた時だった
春野 美織(幼少期)
どうしたの?

この時、初めて春野に出会った


春野は、私と同じ年に生まれた為、私と同じように虐待を受け、家を追い出されたそうだ
春野 美織(幼少期)
私たち、一緒だね!

春野は私の唯一の友達で、理解者だった


追い出された私たちは、海のすぐ近くにあった空き家に一緒に住んでいた


食べ物には困らなかった


海から来た生き物が砂浜に打ち上げられていたので、それを食べていたのだ
春野 美織(幼少期)
美味しいね!あなたちゃんは料理上手なんだね!
あなた

ありがとう。美織ちゃんも、よくあんな生き物素手で触れるよね……

春野 美織(幼少期)
へへっ

春野は照れくさそうに笑った


この時は、春野の本性にまだ気づいていなかった








そして、鬼殺隊での生活と同じように、幸せは長く続かない