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第33話

死者と生者が出会える場
春野 美織
私の事、思い出してくれた?
あなた

……なるべく、思い出したくない記憶だけどね

春野 美織
そんな事言わないでよー
あなた

……で、ここはどこ?あなたなら知ってるでしょう?

春野 美織
……ここは…簡単に言えば、死者と生者が出会える場……かな



死者……ああ、そうか


春野は、私が……


あなた

殺したから……

春野 美織
殺したのは今は忘れてよ。死者が生者に会えるのは1度しかないんだよ。もう次はないの
あなた

……なんで私を……

春野 美織
涼海ちゃんと話したかったの
あなた

……何を話す必要があるの?

春野 美織
……とりあえずさ、さっき見てたやつの続き見よっか
あなた

続き……?

春野 美織
そう、私の過去を見てもらうね




そう言われた私は、春野の過去を見た


春野は私と別れてから、私よりも過酷なことがあったみたいだ


村に戻ると、死神扱いされ


街に行くと、汚物扱いされ


鬼殺隊では、弱いモノ扱いされて……


春野 美織
こういうのがあったから、涼海ちゃんが羨ましくて、虐めたの
あなた

……そう……

春野 美織
涼海ちゃんはみんなから優しくされて、かわいくて、強くて……私とは真逆で……
春野 美織
ずっと、ずーっと、羨ましくて、嫉妬してたの
あなた

今更……

春野 美織
今更許して欲しいなんて思ってない。私が今日ここに涼海ちゃんと会ったのは、やりたいことがあったからなの
あなた

春野 美織
貝殻拾ってさ、髪飾り作ろうよ
あなた

!!

春野 美織
あの時は、知識もなくて、作り方もわからなかったから作れなかったけど、今はもう知識もあるし、やれるよ
あなた

……

春野 美織
やっぱ、嫌だよね
あなた

ううん、いいよ別に

春野 美織
あなた

やろう、貝殻拾いと、髪飾り作り

春野 美織
……うん