第3話

退院
2,431
2019/12/28 02:49
あれから、約一週間がたちそろそろ退院の時期がやって来た。
看護師
今日で退院ですよー!
あなた

ホントですか!?

看護師
はい!!
となりの坂田
うわー!嬉しいヽ(●´ε`●)ノ
志麻
良かったな
センラ
おめでとう!
うらたぬき
よっしゃ!でも、退院後は安静にしてないとダメだぞ!
あなた

分かってるよ!

もちろん、退院するまでずっと四人はお見舞いに来てくれてた。
そのとき、思ってしまった。
あなた

私ってまた、あの家に帰るの…

そう思うと震えが止まらなかった。
うらたぬき
あなた大丈夫か??
あなた

浦田さん、私どうしたら?

うらたぬき
えっ…
あなた

私、もう夫には会いたくない。家に帰りたくもない。

うらたぬき
そっか。
となりの坂田
じゃあ、俺らの家に来いよ!
浦島坂田船
その案いいね!(坂田くん以外)
あなた

とってもありがたいけど、迷惑でしょ!

センラ
いや、全然迷惑やない。
みんな、真面目顔でこっちを見ている。でも私がみんなのとこにいるって知らされたら夫たちから何されるか分からない。
あなた

やっぱり、いいよ!大丈夫!!

志麻
え、じゃあどうすんの?
あなた

あるだけのお金はあるし、昼間は夫は仕事でいないから荷物持って実家帰るよ!

となりの坂田
本気で言ってる?
あなた

うん。大丈夫!信じて

うらたぬき
分かった!信じるよ。でも、なんかあったら連絡しろよ。すぐ、行くから。
となりの坂田
うらたんが言うならまぁ、信じるよ。
志麻
うん。俺も。
センラ
もちろん、俺もや!
あなた

ありがとう( ;∀;)

コンコン
あなた

はーい?

看護師
退院の準備はできました?
あなた

はい!

看護師
じゃあ!約一週間の入院お疲れ様でした。帰りに一応傷に塗る塗り薬貰ってからお帰りください!
あなた

はい!ありがとうございます🙇

看護師
いえいえ!では…
私は薬をもらい四人ともお別れだ。
あなた

じゃあ、このへんでね!

うらたぬき
おう!何かあったら電話でもしろよ!
あなた

うん…

迷惑だし、連絡はしないつもりだ。
あなた

じゃあ、浦田くん志麻くん坂田くんセンラくん!バイバイ!ノシ

浦島坂田船
うん!あなたバイバイ!ノシ
そっし、この時間なら夫は家に居ないだろ。
ガチャ
家に入ると夫はいた。
あなた

え、仕事は?

お前、なんで帰ってきたんだ。
あなた

もちろん、出ていきますよ…

居るとは思ってなく震えが止まんない。
死できてないのか。
その言葉聞きたくない。
自殺じゃなかったら、お金が入るから楽なんだよ。
その言葉で私は夫を睨み付けた
あなた

あっっっ…グス

バシッ
思い切り夫を叩いた。
痛っ。おい、ふざけんな。
ボコッ、グウッ
あなた

痛っっっ。

うるさいうるさい。もう、俺に逆らうな死んでこい。
俺はこれから仕事だから。
私はそう言われたらもう疲れはてていた。血を流すためにお風呂に入った。ふと、見上げた時にカミソリが目に入った。
あなた

あ、これなら簡単に死ねるかも。

スマホで調べた。こんな、世の中ネットにはなんでも載っている。
私は書かれている記事通りに腕を切ってお湯に浸した。
そのとき
ピコン
―――――――――続く
作者
作者
あなたさん、読んで頂きありがとうございますヽ(●´ε`●)ノ
カミソリなんて怖い!最近の世の中は何でも載っています。でも、死にたいとは思わないでください。きっと、一人でも貴方を必要としている人がいます!例えば今、読んでくれてる貴方も私の趣味で書いている小説を読んでくれているからそんなことでも私は貴方が居てくれるから楽しめてますよ!小さな幸せをたくさん見つけたら大きな幸せになりますよ!それでは、次回で会いましょう!バイ2リス✨

プリ小説オーディオドラマ