第44話

何故だ?
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2020/07/01 21:05








「よろしくお願いします天童さん!」







天童「んまっ!あなたチャン可愛いネ〜!」







白布「おいアイス食べたろ、図書館行くぞ」






五色「あっ、あの!連絡先交換してもいいですか?」






キラキラおめめで言ってくる五色くんが可愛くて仕方ない





「もちろん!交換しましょっ!」







天童「あ、俺も俺も〜!」





そして2人と連絡先を交換した







白布「はやく行くぞ」





天童「なになに〜?賢二郎もしかして…?」







白布「やめてくださいこいつがバカ過ぎるんです」






「むむ!聞き捨てならないなぁ!」






五色「俺も教えましょうか!?」






白布「大丈夫だ、お前が来ると騒がしい」







そう白布さんが言うと私の手をグイッと引っ張って歩き出した






「わわっ、五色くん、天童さんまた会いましょーっ!」






天童「うん!もちろんだよっ」






五色「〜っ!はい!」







そのまま手を引っ張られながら図書館に着いた







西谷side








今日は龍の家で勉強するから予定より少し早めに家を出た







チャリを漕いでると見慣れた後ろ姿









「お!おーい!あなた……って、」






隣には知らない男、男があなたの手を掴んでいる









「彼氏…か、?」








ぱっと見て175くらいの身長








洋服のセンスも凄くいい








あなたと並んでいるのは理想のカップルと言ってもいいくらい







なにより、あなたを笑顔にしてる








俺は






身長も小さいし







センスもない







あなたの隣に立てるようなやつじゃない







あなたを笑顔に出来る自信もない








「〜っ、、、恋ってこんなに辛ぇのかよ…」








そのまま声を掛けずに龍の家へ向かった








白布side








図書館に着いた







参考になるだろうと思った本をどんどん手に取っていく






ざっと十冊くらいだろうか、







「よし、これを今日は読め」






あなた「うぐがぁっ、、、頑張ります…………遠征遠征遠征遠征






ブツブツ言うあなたを見ながらフッと笑う








正直家庭教師なんてくそめんどくさいしやりたくなかった






だけど高い小遣いだからやるしかなかった







全く気の進まない家庭教師だったけど







あなたが『分かった!ありがとうございます!』って言うだけでもっと教えたくなる







俺先生に向いてるのかな笑









ふと横をみると髪を耳にかけているあなたの姿が










あなたの横顔は正直綺麗だ








見てて飽きないし見惚れてしまう








目も綺麗








そのまま吸い込まれてしまいそうな








あなたとずっと一緒に居たい








何故だ?

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