歩きながら堅治と話すのもすっごい楽しい
「〜でさー笑それで〜」
二口「うんうん笑」
「そういえばさ、堅治ってすっごい聞き上手だよね!」
二口「そう?言われたことないなぁ、」
「まじで!?なんで言えば良いんだろ、安心するんだよね!」
二口「………ふーん、」
「??どうしたの?」
二口「なぁあなた、相談してもいい?」
「ん?全然いいよ?」
二口「俺ってさ、自分で言うのもアレだけどモテるんだよね、それで色んな女の人が寄ってきてその度に付き合ったりしたんだそれに親が帰ってくるの遅いから余計人と一緒に居たかったんだよ。だから誰でも良かった、それでも最近話の合ういい人を見つけたんだよね、外見になびかない、いい人」
「そんなことがあっあんだ、」
堅治「うん、」
「辛かったね…でも今まで頑張ったからその人が現れたんだよ、離しちゃダメだよその人を幸せにしてあげて、そうすれば絶対その分だけ帰ってくるから。」
二口「あなたの言う通りだな、ほら、着いたラーメン食べるぞ」
〇〇ラーメン
「塩ラーメン一つ!」
二口「あ、俺も塩ラーメンで」
「ふふっ、同じだね笑」
二口「好みも一緒でびっくりだわ笑」
二口「なぁあなたには好きな人いないの?」
「す、好きな人!?」
まさか堅治から聞かれるとは、意外過ぎるよ、
「う、うん、居る」
二口「へぇ、どんな人?」
「一目惚れ、なんだその人の笑顔を見た時からずっと惹かれてて、」
二口「そうなんだ、あなたらしい」
「そお?」
そんな話をしながらラーメンをすする
「ぷはぁ!美味しかったぁ!」
二口「そろそろ戻る?」
「うん!」
ー合宿所ー
二口「じゃあ俺はこれで、」
「送ってくれてありがとう!」
二口「へーきへーき、」
あっ!そうだ!
「堅治!これあげる!」
堅治に向かって今日作ったクッキーを投げる
二口「うおっ、!ありがと!」
「うん!好きな人と仲良くね!」
そう言うと堅治は少し哀しい顔をして
二口「俺の好きな人に好きな人が居るんだ、だけど絶対容赦しない、意地でも奪ってやる」
そう言い私の手をグイッと引いて頬にキスを落とした
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。