誅side
あの後、離れるのは嫌だと、僕と瑠雨くんは、
愛に包まれて(?)
何故か、僕の家に泊まることになったのだ
『ただいまぁ……!』
元気な声を出して、家に入る僕
誅ママ『あら、おかえり〜』
ひょこっと、顔を出すお母さん
瑠雨『あ、お邪魔します……瑠雨です……』
誅ママ『……あ、あなたが……お世話になっています……』
瑠雨『……お世話に……?』
誅『お、お母さんっ、瑠雨、家に泊めるからぁ!!』
瑠雨『…………?』
僕は、そう言って、瑠雨を後ろから押しながら部屋に入る
ガチャン
『危な……』
瑠雨『ころちゃん……』
『な、、何?』
瑠雨『あの……あなたが、お世話になっているって、どういうことですか?』
『……あ、あぁ……と、友達って思って……じゃないかな!』
瑠雨『……ころちゃん、何か、隠していますよね』
『……え、あ、いや……別にぃ〜?』
瑠雨『…………』
『まいりました……』
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瑠雨『……え!?』
『そういうことなんだよ……』
瑠雨『僕たちが付き合っていること、話したんですか!?』
『……成り行きというか……』
瑠雨『どうしましょう……』
『あ、ごめんね……男同士でなんか怒られr……』
瑠雨『ちゃんとした、服装でご挨拶しないといけないのに……』
『……え?』
瑠雨『大人になったら、ちゃんとご挨拶しにこようと思っていたのに……』
『る、瑠雨くん?』
瑠雨『私服なんかで……うぅ……こんなんじゃ、駄目ですよ……』
『……ご挨拶って……?』
瑠雨『……はぁ……ころちゃんが、ちゃんと言ってくれればなぁ……』
『……る、瑠雨くん!』
瑠雨『あ、ころちゃん、なんですか?』
『なんですかって……ご挨拶しようと思ってたわけ?』
瑠雨『当たり前じゃないですか、婚約者なのに……』
『婚約者!?』
瑠雨『結婚は出来ませんけど……海外でなら結婚できますしね』
『け、結婚/////!?』
瑠雨『はぁ、ころちゃん、どうしてんですか、さっきから?』
『どうしたって、け、結婚だなんて……/////』
瑠雨『だって、僕たち、結婚前提にお付き合いしているんですよ?』
『そうだったんだ……』
瑠雨『ふふっ……楽しみだなぁ……』
け、結婚だなんて、夢にも見ていなかったよ……
瑠雨『……ふふっ……』
でも、瑠雨の嬉しそうな顔を見ていると、
言い返す言葉もなく
『……楽しみだね!!』
その言葉しか、出せなかった
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59話のと、『作者とは……(?ω?)』に書いてあるの
恋愛症候群✖ じゃなくて、忘愛症候群〇 だった……
(⬆ってのも、あります。)
あと、59話じゃなくて、60話って、投稿してた……
編集したけど……恥ず……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!