莉犬side
楽しかった一日が終わろうとしている
思い出と一緒に、
全てを取り去って。
『……あっという間だったね』
里美『……あぁ……』
お互いの顔を見ながら、街中を歩いて行く
久しぶりに見る街並みは、何一つ変わりない
『寂しくなるなぁ……』
里美『……そうだな』
寂しそうな悲しそうな顔をする里美くん
そんな顔、してほしくないのに……
『……また、会えるよね……?』
里美『莉犬が、会いたいって言うなら、すぐに行くよ』
そう言って、大きな手で俺の頭を撫でた
『……ふふっ……/////』
里美『……っ………/////』
この感触も感情も、全て二人の時間のもの
里美『莉犬、あのさ……』
『……ん……?』
里美『何年も先のことなんだけど……』
『どうしたの……?』
里美くんは、照れくさそうに顔をそむけた
里美『2年以上先なんだけど……』
『……だから……何っ?』
顔をそむける里美くんだけど、
少し見える顔は頬は赤かった。
里美『莉犬が卒業したら……一緒に住まないか……?』
『……えっ……』
里美『あ、別に嫌ならいいんだけど……そうしたら、寂しくなくなるだろ……?』
『……いいの……?』
里美『……うん。』
優しく頬を赤くしながら微笑みながらそう言う里美くん
『……へへっ……大好き、里美くんっ!!』
里美『……ばっ……急にはダメだろ/////』
『じゃあ、里美くんは……?』
里美『……何が……?』
『……お、俺のこと好き……/////?』
聞くとなると恥ずかしくなる
里美くんは、そんな俺を見て微かに笑い、
俺の耳元で囁いた。
里美『愛してる……』
『……っ……/////!』
耳元は……卑怯……だろ
俺は、里美くんを涙目で睨んだ。
里美『……今日、泊まってく?』
『……ん………』
俺たちは、里美くんの家に向かったのだった。
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最後、雑すぎ……
この後どうなったかは、ご想像にお任せします。
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フォロワー600人、突破しました……(꒪꒫꒪ノノ"パチパチパチパツ
本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。