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第4話

学校生活スタート
秀真
秀真
愛結、起きろ
愛結
愛結
ん……
秀真さんの声が聞こえる……
私は重たい瞼をなんとか持ち上げる。
愛結
愛結
わっ?!
慌てて仰け反った。
なんでかって?
目の前に秀真さんの顔があったの!
近い……!
秀真
秀真
お、起きたか。
拓真が朝飯作って待ってるぞ
愛結
愛結
あ、うん……
1階に降りていくと、既に拓真さんと冬真さんが席に座って待っていた。
拓真
拓真
お、遅かったな。
ほら、口に合わねぇかもしれねぇが、食え!
愛結
愛結
いただきます……
……なんかめっちゃ見られてる……
愛結
愛結

美味しい……
拓真
拓真
そうか!
良かったー、秀真と比べたれたらぜってぇ適わねぇからな……
愛結
愛結

2人共、すっごく料理上手。
拓真
拓真
!!
秀真
秀真
2人の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
愛結
愛結
顔……赤いですよ?
熱、ですか?
拓真
拓真
いや、何でもねぇ
秀真
秀真
そろそろ行かないと遅れるな。
急げ
この時、誰も口にはしなかったが、3人とも愛結が鈍感だということに気づいたのだった。
愛結
愛結
……ここ?
私は、お城みたいな建物を前にして、固まっていた。
……ここが学校?
どれだけ金持ちなの?!
拓真
拓真
びっくりすんのも無理ねぇな
俺らも最初はそうだったし
そりゃ、びっくりするでしょ……
秀真
秀真
理事長室へ行かないとだな。
こっちだ。
愛結
愛結
あ、うん
内装もキラキラだ……
お城じゃん。
ほんとにこの人達すごい……
秀真
秀真
コンコン……失礼します
理事長
理事長
ああ、よく来たね。
君が愛結さんかな?
愛結
愛結
あ、はい……
河野愛結です。
なんか、想像してたより……優しそう。
理事長
理事長
えーっと、これが制服で……そこの部屋で着替えておいで。
愛結
愛結
ありがとうございます……
私は制服を受け取り、その部屋で着替えた。
……制服めっちゃ可愛いんだけど。
スカートは膝丈くらいで紺色のラインが入っている。
上は……シャツだけか。
ブレザーもあるっぽいけど、今は夏休み前。
そんな季節じゃないよね。
愛結
愛結
……着れました……
似合ってないと思うからあんまり見せたくないんだけどな……
しょうがないよね……
理事長
理事長
おぉ、似合ってるよ。
理事長
理事長
それでね、君のクラスはA組だよ。
愛結
愛結
分かりました。
拓真
拓真
いいんですか?理事長。
試験、受けてねぇのに……

何の話してるんだろ?
理事長
理事長
ああ。
この子は賢いからね
愛結
愛結
え……
拓真
拓真
え、何で分かるんですか
いや、賢くないけど!
盛大に勘違いしてるよ、この人達!
理事長
理事長
ああ、君達の父親……翔真から聞いたんだよ。
色々調べたみたいでね。
愛結
愛結
え……
翔真さん、マジで何者……
怖いわ
理事長
理事長
って事だからね、冬真君、連れてってあげなさい
冬真
冬真
分かりました
こうして、私と冬真さんは教室に向かっている。
冬真
冬真
……賢いの?
愛結
愛結
えっ?
……か、しこくはないと思います……けど
冬真
冬真
へぇ……
……何その質問?!
沈黙気まずいんだけど?!
冬真
冬真
ここ。
……何か、入りにくい雰囲気……あっ、今授業中なのか!
冬真
冬真
ガラッ
何の躊躇もなく入っていく冬真さんに、クラス中の視線が集まる。
三河先生
三河先生
あらぁ、遅かったわねぇ、冬真君。
転校生ちゃんも、初日から遅刻なんていい度胸してるわねぇ
愛結
愛結
……
……この先生、腹立つ。
はっきり言って、嫌い。ウザイ。
あっ、やばい、本性出てきたわ
先に言っとくけど、私口悪いんだよね
三河先生
三河先生
何か言ったらどーお?
冬真
冬真
……
三河先生
三河先生
あっ、冬真君は席着いていいからねぇ♡
気色悪!
何その態度の違い!
♡とかマジで気持ち悪い!
冬真
冬真
……はい
あっ、冬真さん、可哀想……
私だったら吐いてるね。
三河先生
三河先生
それで……河野さん、だったかしら?
遅刻してきたって事は、私の授業なんて聞かなくてもいいって思ってるのよね?
愛結
愛結
まぁ、それもありますね
「!!」
クラス全員が、驚いたという目で私を見る。
いや、やっちゃったって感じかな……?
哀れまれてる……
三河先生
三河先生
っ!!
なら、この問題解いてみなさい!
そう言って先生が書いたのは、日本で1番の難関大学の入試の過去問だった。
……めんどくさ……
愛結
愛結
……もちろん、先生はこれ解けるんですね?
三河先生
三河先生
えっ……え、ええ!
解けますとも!
解けないんだな。
わっかりやす
私は簡単に答えだけを黒板に書く。
掛け算程度の問題じゃん。
愛結
愛結
……これで、どうです?
三河先生
三河先生
っ……正解よ……
「わぁっ!!」
「すっげぇ!」
「あれ解けるって凄くない?」
生徒達が口々に言ってる。
愛結
愛結
この程度の問題なら、誰でも解ける。
……貴方は解けないんだから、教壇に立って偉そうにする資格はない。
三河先生
三河先生
なっ!!!
解けるわよ!!これくらい!
愛結
愛結
……なら、途中式を10秒以内に書いて
三河先生
三河先生
なっ、なんで……
愛結
愛結
10…9……
先生の言葉を遮って数えだす。
慌ててる、慌ててる。
何でこれが解けないのかなぁ
愛結
愛結
……0
三河先生
三河先生
……
結局、先生は1文字も書けなかった。
三河先生
三河先生
……今日は、自習よ。
挙句の果てにそう言って出ていった。
……「すっげぇ!」
しばらくの沈黙の後、全員がわっとこっちを向いた。
え、凄いことした?
普通じゃん……
冬真
冬真
凄いな……
何であれが解けた……?
愛結
愛結
え……だって、私、もう大学行ったから……
……「はぁ?!!?!」
いや、そんなに驚くことじゃないでしょ……
冬真
冬真
え、どこの……?
愛結
愛結
○○大学
冬真
冬真
日本最難関の大学だろ、そこ
お前……ほんとに何者……
信じられない、という目で冬真さんを含むクラスメイトが私を見てる。
冬真
冬真
それより……学費どうしたんだ?
愛結
愛結
あ、それは、首席で合格したから、学費免除になったの……
「首席?!」
冬真
冬真
お前……まじで、凄いな……
何にそんなに驚いてるのか知らないけど……
まぁ、いいか
そこで丁度、終了のチャイムがなり、嵐の一限目は終わった。