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第1話

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914
2019/07/28 11:39
幼稚園





??「お前の目変〜」


??「なんでそんな目の色してんの〜?」


??「気持ち悪い〜……」


??「こわ〜い……」


先生「ちょっと!やめなさい!!」


『せんせ……大丈夫だから…もう帰るね……』











母「なんであなたはそんな目の色なの……」



母「それにずーっと喋らない。ご飯も全部食べない。」



母「そんな子に育てた覚えないんですけど」


『しょ、しょうがないじゃないですか!!!






私の本当のままじゃないんだから!!!!!!』






私はあなたに育てられた覚えない。



前みたいな優しいままじゃない。






小学校




??「なにあいつ…きも。」


??「こわっ……」


??「目見えないんじゃね?笑」


??「ずーっと無口だし。笑」



先生「……授業始めるぞー」




…もう先生も助けてくれないんだね。





中学校





??「あんたきもいんだけど。」





……これゴミ…





??「はいこれあんたのお弁当。」





……おばあちゃんが作ってくれたのに…






??「どーせカラコンつけてんでしょ?」





付けてなんかない……




??「せーのーでっ!!!!」






『冷たっ……』





??「風邪ひいてずーっと学校来んな!!!!」





…そうだよね




中学までは知ってる人まだ沢山いるもん



そりゃそうなるよ……



高校は遠い所に行きたいっておばあちゃんに言ってみようかな……















『おばあちゃん……』




祖母「どうしたの?」




『高校は……東京に行きたいっ……』




祖母「なんで?」






『も……もっと頭が良くなりたいからっ……』





祖母「……一人暮らしできる?」






『ひ、一人暮らし?!』





祖母「できるなら…別に気にしないわよ。あなたが望んでることだもの。」






おばあちゃんどこまでも優しい……前のままだ…





でも一人暮らし……






大丈夫。いじめられるよりかは…大変じゃないはず……






『一人暮らし……頑張る。』





祖母「家賃とか送るわね?」




『お家はおばあちゃんきめてくれる?』




祖母「もちろん!!さぁ!準備しましょ!!」










中3






『おばあちゃん……!!おばあちゃん!!なんで返事してくれないの!!』





祖母「……」




『おばあちゃん?!』





『き、救急車!!!』








ピーポーピーポー……








『おばあちゃん……生きて……お願い……』








『おばあちゃぁぁぁぁあぁぁぁん!!!!!!!!!』










医師「……ご家族ですか…?」






『はいそうです。祖母は……』






医師「……申し訳ございません。あなた様のお祖母様は
    お亡くなりになられました。」






おばあちゃんが……死んだ?





『嘘だ……嘘…昨日一緒に東京へ一度行こうって約束したんです!!』





『倒れる前だって……いつもの笑顔で……一緒にご飯作って…泣』






医師「……東京って…東京行かれるんですか?」





『私……高校は遠い所に行きたいって思って東京に行くんです。
一人暮らしするんです。家賃もおばあちゃんが送ってくれるって。泣』




医師「そうですか……本当に申し訳ございません。」





『おばあちゃん……お葬式とかしなきゃですか…?』





医師「した方がいいですが……そんなお金ありませんよね」





『やる人もいません。私しか。写真に毎日お礼するとかでもいいんですか?』




医師「それでもいいです。お墓は作りましょうね。」





『バイト……頑張ります……』




医師「あの……お祖母様ガンだったのでどこかにお金しまわれてると……」





『……おばあちゃんがガン…なんで教えてくれなかったの!!』





『おばあちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!なんで?!なんで?!』





医師「落ち着いてください!!お祖母様はお祖母様なりの考えがあったんです。」





『おばあちゃんが唯一の救いだったのに……』












そんなことがあってから1年。







華城あなた。





東京来ました。



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