午後の一発目の授業は理科。
理数が久瑠美は苦手だから、嫌そうにしている。
しかも、1年生の教室は1階。
理科室は4階。理科室に行くまでの階段がとてもキツい。
給食も食べ終わり、休み時間。
やっぱ二宮くんはゲーム好きだからゲームしている。
休み時間は20分間。
廊下で友達と話したりしてたらあっという間。
負けちゃったのか、ゲームをしていた二宮くんがスマホを置いて話しかけてきた。
そう言って2人は教室を出て理科室の方へ歩き出して行った
そう言って走り出した久瑠美。
そう言われて久瑠美は二宮くんに腕を掴まれた。
そう言ってまた腕を掴まれ2人は教室の方へ走っていった
二宮くんは行動が早い。
私よりも先に教室へ行って鍵を開けて待っててくれている。
そう言って自分の席に忘れ物を取りに行った。その忘れ物は理科のプリントファイル。
二宮くんは鍵を閉め、走って久瑠美の元へ向かった。
急ぎめで二宮くんはそう言った。
4階まで走っていった。
でも久瑠美は3階でもう限界だ。
久瑠美はハァハァと疲れている
久瑠美と二宮くんは手を繋ぎ、理科室まで走っていった。
理科室へ入ったとき、チャイムがなった。
理科の先生には『何してるんだ。遅いぞ』と軽く怒られてしまった。
そうか。早く座りなさい と言われた。
理科室の席は2人は違うのだ。
結構離れている。
2人が席に着いたところで授業が始まった。今日は実験の日らしい。
二宮くんは理科が得意で実験が好き。
久瑠美は真逆。だから実験は1人ではどうすればいいのかわからない。
久瑠美は班の人と協力し、無事実験を終えることが出来た。そして授業終了。
学級委員の号令が終わると、二宮くんは久瑠美の元にやってきた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。