第7話

午後
357
2018/08/03 01:26
午後の一発目の授業は理科。
理数が久瑠美は苦手だから、嫌そうにしている。
しかも、1年生の教室は1階。
理科室は4階。理科室に行くまでの階段がとてもキツい。

給食も食べ終わり、休み時間。
やっぱ二宮くんはゲーム好きだからゲームしている。
休み時間は20分間。
廊下で友達と話したりしてたらあっという間。
負けちゃったのか、ゲームをしていた二宮くんがスマホを置いて話しかけてきた。
二宮和也
二宮和也
久瑠美
久瑠美
久瑠美
ん?
二宮和也
二宮和也
次の授業の理科、一緒にいこ
久瑠美
久瑠美
いいよ!
二宮和也
二宮和也
それと、移動教室は全部一緒に行くってことで
久瑠美
久瑠美
わかった!いいよ!
二宮和也
二宮和也
じゃあもう時間だし行こうか
久瑠美
久瑠美
うん!
そう言って2人は教室を出て理科室の方へ歩き出して行った
久瑠美
久瑠美
あっ!
二宮和也
二宮和也
どうした?
久瑠美
久瑠美
教室に忘れ物した、、
二宮和也
二宮和也
まじ?
久瑠美
久瑠美
もう、学級委員が鍵閉めちゃってるよね、、
二宮和也
二宮和也
ん、時間的にそうかもしれないな
久瑠美
久瑠美
私行ってくるから先行ってていいよ!
そう言って走り出した久瑠美。
二宮和也
二宮和也
おい、待て
久瑠美
久瑠美
ん?
そう言われて久瑠美は二宮くんに腕を掴まれた。
久瑠美
久瑠美
どうしたの?
二宮和也
二宮和也
俺も、一緒に行く
久瑠美
久瑠美
え?ダメだよ授業遅れちゃうよもうチャイムなっちゃうもん
二宮和也
二宮和也
久瑠美を1人にさしていられない
久瑠美
久瑠美
え、?
二宮和也
二宮和也
てことで、一緒に俺も行くから
久瑠美
久瑠美
わかった
二宮和也
二宮和也
学級委員、何処にいる?俺が鍵もらってくる
久瑠美
久瑠美
あ、いいの?
多分、私さっき見たからそこら辺に居るはず、、
二宮和也
二宮和也
よし。行くぞ久瑠美
久瑠美
久瑠美
え、?
そう言ってまた腕を掴まれ2人は教室の方へ走っていった
二宮くんは行動が早い。
私よりも先に教室へ行って鍵を開けて待っててくれている。
二宮和也
二宮和也
はい、久瑠美取りに行きな
俺待っててあげるから
久瑠美
久瑠美
ありがとう、すぐ行ってくる
そう言って自分の席に忘れ物を取りに行った。その忘れ物は理科のプリントファイル。
二宮和也
二宮和也
なんだ、プリントファイルか。
久瑠美
久瑠美
うん、ごめんね待たせちゃって
二宮和也
二宮和也
全然いい。じゃ、いって。鍵閉める
久瑠美
久瑠美
わかった
二宮くんは鍵を閉め、走って久瑠美の元へ向かった。
二宮和也
二宮和也
久瑠美、あと1分でチャイムなる。4階まで走れる?
急ぎめで二宮くんはそう言った。
久瑠美
久瑠美
まじか、、行ける所までは走ってみる
二宮和也
二宮和也
よし、行くぞ!
4階まで走っていった。
でも久瑠美は3階でもう限界だ。
二宮和也
二宮和也
大丈夫久瑠美?
久瑠美
久瑠美
もうダメだ、、
久瑠美はハァハァと疲れている
二宮和也
二宮和也
手貸して
二宮和也
二宮和也
いくぞ
久瑠美と二宮くんは手を繋ぎ、理科室まで走っていった。
理科室へ入ったとき、チャイムがなった。

理科の先生には『何してるんだ。遅いぞ』と軽く怒られてしまった。
二宮和也
二宮和也
すいません。ちょっと遅くなってしまって、、
僕が悪いんです。
久瑠美
久瑠美
二宮くん、?
二宮和也
二宮和也
(小声)いいよ、俺の責任
そうか。早く座りなさい と言われた。
理科室の席は2人は違うのだ。
結構離れている。

2人が席に着いたところで授業が始まった。今日は実験の日らしい。
二宮くんは理科が得意で実験が好き。
久瑠美は真逆。だから実験は1人ではどうすればいいのかわからない。

久瑠美は班の人と協力し、無事実験を終えることが出来た。そして授業終了。
学級委員の号令が終わると、二宮くんは久瑠美の元にやってきた。
二宮和也
二宮和也
一緒ん帰ろ
久瑠美
久瑠美
いいよー

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