4月7日。
今日は私の通う高校の入学式。
ドキドキ、ワクワクの高校生活が幕を開ける。
今日から3年間、私はこの高校に通うんだ。
そんな気持ちで山本久瑠美は学校へ向かった。
久瑠美は顔の成り立ちがいい方で可愛いから、校門まで歩いて行く途中に『何あの子!?めっちゃ可愛くない!?』などと言われてた。
久瑠美はツインテールで登校した。
この子は正立 美紅。
久瑠美と同じクラスなのだ。
1年B組のクラスへ入った。
その2人の席の隣は…
超イケメンな2人だった。
周囲からは『え、めっちゃかっこよくない』って言われてる。
久瑠美の隣の二宮君はずっとスマホゲームをしている。パズドラかな?
一方美紅の隣の櫻井君は…超真面目。
入学式っていうのに、勉強をしている。
どちらとも妙に話しかけづらい。
どうしよう…
でも、友達作りたい、、
よし、勇気を出して話してみよう。
なに…?
急に二宮君に『久瑠美』って呼ばれた。
…なんか、ドキドキする…
この気持ち、なに…
会って初日で『好き』とか…ないよね
これは、違う違う!!!
とにかく、さっきのを頭から忘れよう…
すると、シャーペンを置いて話し始めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。