第25話
where am l go
その日は珍しく寒かった
雪さえ降ってきた
雑音のなか1人の声だけが脳に響く
それは紛れもなく
自分の声
荷物をまとめて全てを持ちあの家を出た
なにわ男子のみんなに会いたくていったんに
なにが悪いん?
別に恭平に関係あらへんやん
謙杜くんに会いに行ったのは間違いないねん……
可愛いくてしゃーないやん?、あの子
あと流星くんに、美容関係教えて欲しくて行ったし
丈くんと和也くんの夫婦を見に行ったのもそう
大吾くんとその夫婦をみて笑いたかった
なのに
恭平が壊した
恭平さえおらへんかったら
上手くいってたんかな。
ドッン、
誰)こちらこそごめんなさい!
タイミング……悪い。
話すことないし……
なんか、人がいっぱい見てる中で
土下座までしようとしたので流石に止めた
土下座してもいいと思う
周りがざわついているのも分かる
こっちを見て
「大丈夫?」
と言うかのような目で見てるのも分かる
そして、うちは
土下座した
くる。これも前と同じ
ほら。
これだから、
フッ軽女
って言われるんやで
やっぱり。好きかもしれへんな
『あの人』のこと