グクSide
今日もいつものように仕事をしていた。
だけど、少し違った。
なんか、病院の目の前に人影がある。
新規さんかな?
新規さん達はこの病院の中に入るのに勇気がいる。
なかなか1歩が出ないのが新規さんだ、
今日はそんな新規さんが来た。
今日は久しぶりの新規さん、最初が肝心だから、
最初は気がるに優しく声をかけて、こちらから誘う
そしたら相手も中に入りやすくなるから。
少しでも気軽に入れるように。
よし!声掛けに行くぞ!
こんな風に入りやすくしてあげるのが、新規さんにはいいらしい。
こうやって手を差し伸べてあげると、僕に身を任せてくれる。
緊張して手の震えが止まらない人もいたけど、
この新規さんは、少し違う。いや少しじゃない。
めちゃくちゃ違う。
素直に僕の手を受け取る。そして、手の震えもない。
むしろ早く終わらせて帰りたいって感じだ。
そして、心を読まれた事に驚いているけど冷静だ。
結構訳アリの新規さんって事は軽くわかった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。