あなた「はぁ、お腹いっぱい!」
私達はご飯を食べ終わった。
涼介「そうだな、この後どうする?」
あなた「私、家に帰れない……あんなこと捨て台詞にして、すごく後悔してる…。」
涼介「実は、俺も家に帰れないんだよねぇ…w」
あなた「どうして!?」
涼介「急いできたから鍵持って来るの忘れた……」
あなた「え?でも鍵閉めてないってことでしょ?」
涼介「いや、俺の家オートロックだから外から鍵がないと開けれないんだよ。しかも今母さんいないし……w」
あなた「じゃあどっかのホテルに泊まらなきゃ……久しぶりに涼介の家行けると思ったのに(๑•́ ₃ •̀๑)」
涼介「ごめん」
あなた「しょうがないからね!」
こうして2人は近くのホテルを探した。
しかし、ご飯を食べた場所は駅から少し離れたところで、駅の近くにはホテルがあるが、今いるところには一つもない。
けれど少し歩いていると1つホテルが見つかった。
それは普通のホテルかと思いきや、
ラブホテルだった。
つい私達は顔を見合わせてしまった。
あなた「え?どうする?」
涼介「今何時だ…?」
時計を見ると今は9時34分。
あなた「微妙な時間……」
涼介「とりあえず部屋が空いてるか聞いてみる?」
あなた「あぁ、うん」
私達はラブホテルの中に入った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。