あなたside
チームZの部屋からの帰り道。
目が覚めてしまったので少し他の棟も散歩して帰ることにした。
と、行ってももう22時20分。
廊下はがらーんとしていて誰もいない。
まぁいいんだけどさ。
てかもうすぐ22時22分22秒。
スクショしよっかな。
スクショしてどうなるとかはないけど。
凌にでも送り付けようかな。
あ、絵心さんに送り付けるか。
そんなことを考えているうちに残り10秒。
10…9…8…7…6…5...4...3...2...1...
カシャッ
絵心さんに送ろ。
〈 絵心さん
あ、絵心さんにすごいって言ってもらうの忘れた。
…いいや、一生かけても無理だろうし。
てか私は散歩しながら何やってんだろ。
あなた『…帰るか』
寝ろって言われたしな。
私が歩くスピードをあげようとした時だった。
何か後ろに気配を感じて振り返ろうとしたら
??「ちゅーす、マネちゃん」
耳元でそう呟かれた。