第57話

最終話の解説と裏設定
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2021/04/03 22:49
最終話を読み直してて

(ちょっと分かりにくいか……)

となったところがちょいちょいあったので、実際の歴史上人物に重ね合わせながら解説と裏設定を紹介していきたいと思います。

(※あくまで私の持つ知識の範囲です)




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《行冥や下の子たちはどうなった?》

結論から言うとこのエンドでは皆さん亡くなっています。
行冥は冨岡さんが援軍を寄こすのを食い止める役割を担っていましたが、さらに合流してきた伊之助や伊黒さんによって追い詰められ、そのまま討ち死にしてしまいました。


アオイ、なほ、きよ、すみの4人は松宮の城(あなたが生まれ育った城は焼け落ちたが再建)にいましたが、敵方が攻め込んで来た為、自ら城に火を放ちました。

玄弥は善逸の軍と対峙していました。
序盤は玄弥が優勢でしたが、途中から追い詰められてしまいます。さらにそこへ松宮の城落城の報せも入ってしまいます。
このままでは松宮家は滅んでしまうと家臣に促され、1度後退し別の場所から攻め込もうとしましたが、竹やぶの中で落ち武者狩り(百姓が自身の地域の防衛として行っていた落ち武者を殺害する行為)に遭ってしまい、命を落としてしまいます。
玄弥は決してあなたを見捨てた訳ではありません。




《どうしてあのタイミングで援軍に来られたのか》

どうしてあなたが奇襲したタイミングで皆さん勢揃いできたのか。
実はあの奇襲時、炭治郎や無一郎はあなただと気が付きませんでした。
なので炭治郎は「奇襲された。援軍を頼む」という意味で狼煙をあげて知らせていました。
その後にあなたの姿を見て気がついたので、炭治郎は一番最初に「あなた」と名前を呼んだのです。




《あなたの処刑について》

あなたは奇襲の後、あの6名によって拘束されました。
拘束された後、数日間牢獄に入れられた後に道中引き回し、そして河原で処刑されました。
この時の処刑人に、
「言い残すことは?」と聞かれ、あなたは
「何も無い。」と微笑んだそうです…。




《なぜ炭治郎は自害した?》

炭治郎が自害した理由は、あなたを死に追いやってしまった罪悪感からだそうです。
炭治郎は、自分が狼煙で奇襲を知らせてしまったことをとても悔やんでいたみたいです。

そして、ここから明智光秀とここでの炭治郎を比べたいと思います。
まず、1582年の本能寺の変の年に、あなたは姿を消して、7年間"徒榮"として生きているため、この戦は1589年になります。(※実際にはこんな戦は起こっていません)
豊臣秀吉が天下統一を成し遂げたのは1590年と言われていて、またしても明智光秀(竈門炭治郎)は天下統一を目前に亡くなってしまったという訳です…。

そして、明智光秀は愛妻家としても知られています。
正室の熙子ひろこ(ここで言う本命のあなた)が亡くなった後も再婚することはありませんでしたし、当時戦国武将が妻の葬儀に顔を出すのは異例のことだったそうです。

以上のことから、炭治郎はあなたが亡くなってしまった後に自害を選んでしまったのです。

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