ランチタイムのピークを過ぎて
あと少しで休憩タイムになろうとしていた
13:50…
長身の男性が入ってきた
入ってきた男性はキョロキョロしてから
1番奥の
窓際のテーブルに向かった
そこの席は
窓の外の景色も見えるし
カウンター越しに見えるキッチンも
見える席だった
準備する前に
ドアの表に休憩中のプレートをかけた
このカフェは
ランチタイムが
11:30から14:00
14:45からカフェタイム
となっている
手際よく料理を盛り付け
本日のランチを運んだ
五穀米
照り焼きチキン
おばんざい
カボチャのサラダがワンプレートに
それと
なめことオクラのお味噌汁が
本日の日替わりランチ
パチンと手を合わせて
もぐもぐ美味しそうに
食べる姿勢
食べる横顔
見とれてしまいそうなくらい
でも
見ないようにしてる笑
…
…
食後コーヒも
運び
お会計に
男性がドアを開けると
大粒の雨が降り出した
と、お店にある傘を差し出した
と言って男性は傘をさして
人混みに見えなくなった
それが彼との出逢いだった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。