テヒョンside
俺は怖かったんだ
男が、俺たちに尾行してきた時から
殺されんじゃないかって
そう考えると怖くなって
逃げてた
でも、聞いちゃったんだ
あの時、
ドアを閉めた時に
あなたが、言ったことを
『助けて』
もう、俺は負けない
逃げない
立ち向かうんだ_______________
テヒョンside end
どうして……?
怖いんじゃないの?
私を見捨てるんじゃないの?
男はさっきまであなたに向けていた刃を
テヒョンに向け、振り上げた
ブンッ
刃は音を出しながら空振りをした
テヒョンは振り降ろした瞬間、
その場をすり抜けあなたの元へ向かっていた
男は大人しく刃物を置いた
男はそのまま連れていかれた
無事、平和に戻りましたとさ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!