ユンギside
ある日、病院に行ったら
あなたが泣いていた
すぐに行こうとしたら
あなたの隣には男がいた
誰だよ、アイツ……
別に盗み聞きしようとした訳じゃない
でも、
あなたが泣いている時
隣にいるのはいつも俺だったから
嫉妬_____したのかもしれない
は?
もう、弾けない……?
どういうことだよ
それから俺は
感情のままに
どんどん、あなたに酷いことを言った
そして、気づいたら
「ピアノを弾けない奴となんて居る意味が無い」
そう言ってたんだ
その時のあなたの顔は今でも忘れない
俺はあなたを傷つけた
だから、もうあなたとは関わらない
いっその事、嫌われてしまおうと思って
あなたの事無視して
気持ち悪いぶりっ子と仲良くした
本当はあなたと話したい
あなたと一緒にたくさん笑いたい
気づいたら
涙が溢れてきて
何をしていても
あなたのことを考えてしまう
あぁ
俺ってやっぱり
あなたがいないと
だめなんだ_______
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。