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第14話

12"
1,349
2018/10/18 09:10




'
あなた

私もだよ

ユンギ
え?
あなた

私も…ユンギのこと大好き

ユンギ
//////
ユンギ
あのさ
あなた

なに?



ユンギは






私から離れた






そして、私の手を握って






こう言った


ユンギ
俺は、あなたのこと
ユンギ
昔から、ずっと好きだよ
あなた

うん

ユンギ
幼馴染としてじゃなくて、
なんていうか…
ユンギ
1人の、、女の子として?///
あなた

へ?




ユンギの真っ白な肌が






林檎のように真っ赤に染っていた






強く繋がったユンギの手から






ユンギの熱がつたわってくる






まさか






ユンギからそんな事を言われるなんて






全く思っていなかったから






間抜けな声が出てしまった


ユンギ
だから…さ
ユンギ
俺と付き合ってほしい
あなた

…………




“よろしくお願いします”






すぐにでも、そう言いたかったのに






私の口から出た言葉は


あなた

いいの?私なんかで

ユンギ
え?
あなた

私、もうピアノも弾けないし

あなた

手に後遺症もあるし

ユンギ
あなた…
あなた

そのせいで、もしかしたら

あなた

ユンギに迷惑かけるかもしれないんだよ?

あなた

私は、もう
空っぽになっちゃったんだよ?



ギュッ



ユンギ
そんなの、どうだっていい




ユンギの温もりを感じる






体全体で




ユンギ
それに…
あなた

ユンギ
お前は、空っぽなんかじゃない
ユンギ
お前にはいい所が沢山ある
あなた

ユンギ…

ユンギ
いつも、隣で沢山笑わせてくれるし
ユンギ
どんな人にも優しいし
ユンギ
それに、お前は絶対に諦めたりしない
あなた

……ありがとう



ユンギがそんな事を思ってくれているなんて






全く知らなかった



ユンギ
…もう1回言うぞ
あなた

うん



なんか




緊張する


ユンギ
俺と、付き合ってください





'
あなた

はいッ






















今、気づいた








事故があったあの日から









いや、










ユンギと会ったあの日から









ずっと









私の夢は









いつも、ユンギのそばにいること







だったんだ

























ありがとう、ユンギ









私の本当の夢を見つけてくれて









ありがとう







私を好きでいてくれて











それと、









私は新しい夢を見つけました









それは、

















ユンギと









お爺ちゃんとお婆ちゃんになるまで









2人で幸せに過ごすこと________
















END

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