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第1話

ユノアスの性行為
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2019/08/17 16:49
「アスタ、」
俺はアスタの名前を呼んで唇にキスをした。アスタは普段のうるさいぐらいの元気が嘘のように静かで息が荒かった。顔が赤く、俺の服を掴む手は震えていた。アスタは今発情期なのだ。そして俺はアスタの番だ。アスタがΩだと気づいたのは俺とアスタにグリモワールが手に渡った時ぐらいで、今は発情期の時期を推測してこうしてあっている。幼い頃アスタはΩだと判定され、周りからあまりよく思われていなかった。しかしアスタはそんなことは気にせず弱虫な俺を守ってくれていたのだ。だからこうしてアスタの番として、アスタを助けてあげられるのがとても嬉しいのだ。
「ん、ユノ」
俺はアスタを正面から抱き、右手でアスタの首に記されている番の印を摩った。何度見て触っても俺とアスタが繋がっているのだと分かると愛おしくなる。俺はアスタのおでこにキスをした。腰にしていた右手を俺はアスタの尻の割れ目におとしズボンの上から触る。するとアスタは直ぐに口から声を漏らす。発情期は普段より敏感なので触れただけで体を震わす。俺はアスタの服を脱がすとさっき触っていた場所に指を入れた。指を動かせば動かす程中からは愛液が漏れ出し、共にアスタの口からは喘ぎ声が漏れる。俺はそろそろ我慢が出来なくなり自分の大きく腫れたものに手をかけると元々用意してあったゴムをつけ、ゆっくりとアスタのなかに入れた。アスタはよく性行為中にキスを求める。キスをすると安心するらしく、発情期は体も心も不安になるのでその不安を和らげる為に無意識のうちにアスタは俺の名前を呼んでキスを求める。その行為がとても可愛らしく俺は気付かぬうちに顔が緩むらしい。アスタは俺がイクまでの間に何回か絶頂をむかえる。相当快楽に弱い。しかし絶頂をむかえる時のアスタの乱れきった感じがまたたまらぬく、俺の理性が一定に保たれなくなる程。
俺は疲れきったアスタをお姫様抱っこすると風呂場まで行き、浴槽の隣にあるイスに座らせた。性行為後は疲れるからこうしていつも俺が風呂場まで運ぶ。アスタは無理して自分で歩ける何て言うけど腰が痛くてだるいのは知ってるから俺はお姫様抱っこをする。照れるアスタもまた可愛い。
「ん、ありがとな、」
そう言ってアスタはシャワーに手をかけ体を洗う。俺は溜めてあった浴槽に浸かる。この時間もまた幸せだ。

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