…サボりに来たとはいえ暇…
ケモ耳くんがいってた人もいないし…
なんだか暇すぎて…眠気が……
…ん?
あそこ…日が当たってて寝やすそう……
ちょっとだけ……
……
………ん…?
…はぁ、起きたのか
…え?
あれ…そうだ
私寝ていたんだった…
………誰…!?
なんで隣に座ってるんですか!?
ここはいつも俺がいる場所だからだ
起こさなかっただけ感謝しろ
起きたんならどっか違うところで
昼寝してこい
……
別にここで私の場所とかないでしょ…
俺もそこで寝たいからとかやんわり言ってくれたら
どいたけど…なんだか腑に落ちない…
早い者勝ちなので
食い殺されたいのか?
…こわ……
って…あれ?
あ?今度はなんだよ
褐色の肌に肩くらいの髪、そして
キュートなお耳…
…
そして顔がムスッてなってる人!
この人だ!
相当早く殺されてぇみたいだな
あ……ごめんなさい…
…お前、いつからここにいた?
(匂いがだいぶ強いが…)
?ついさっき…
一次元目からですけど…
は、今度の異世界人は
だいぶ不良のようだな
え…?
私、少ししか寝てないと思うんですけど…
何言ってんだ
今12時だぞ
え…!?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!