朝からせーぎにこんな事いわれた。
いや、当たり前でしょ。
あなただもん。
そりゃ、いい彼女だよ。
あなたは、なにからなにまで、
色々としてくれてて、
いつも、せかせかしてる笑
ほら、今日も色々家事やってくれてる。
俺らも忙しいから、
めっちゃ助かってる。
でも、なんかあなた疲れてそうで。
皆には笑顔みせてるけど、
ほんとは、疲れてるんでしょ?
ちゃんと、休ませてあげないと。
こいつ、軽すぎ。
最近痩せたなとは思ってたけど、
こんなに軽いとは思ってなかった。
あなたを、布団に寝かせて、
それを言って、あなたは寝た。
少しして、俺は下にいたんだけど
心配になって様子見に来た。
汗かいてて、うなされてて、
つらそうだった。
よくよくみたら、あなたは寝てる。
寝言だった。
手を離そうとしたけど、
もう俺は諦めて、
あなたの横に寝転んだ
なぁ、あなた。
俺、お前のこと、守りたいんだよ。
何も気付いてやれなくてごめん。
だからさ、俺にぐらい頼ってよ。
本当のこと、教えてよ。
守りたいんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!