俺はそのあと口内で一度射精され、情報を今吐けば解放すると言われた。
このまま否定すれば本当にア◯ルセッ◯スをされるだろう。
それを分かっていて、否定するなど正気の沙汰じゃない。
だが今の俺は否定しなければならない。どうする。
もうあんなことされたくないと言わんばかりに俺の体は震えているのが自分でもよくわかる。
あぁ…どうせだったら死んだほうが良い。
だが…まだ死ねないッ…
何故かそう思った。どうしてここまで生に執着し始めたのだろう。
俺らしくない思考回路は、何が原因だろう。
俺がそんな風に呆然と考え事をしていた時、
あのキャンキャンとうるさい犬が上から落ちてきて、地面にスタッっと着地をした。
助かった。
俺はその時田岡により安堵した。
まるで漫画に出てくる助太刀のように怒っている田岡は
愛らしく、格好よく。
俺を連中から一瞬で救ってくれた。
初めて俺は田岡に心から感謝した。
素っ気ない態度で帰ろうとする俺に
いつものうるさい犬のように「もう一回!もう一回!」と田岡が要求してきた事は皆さんにもお分かりだろう。
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いやぁ…ちょっとね?r18ここでも入れようとしたんだけど…
次のでr18入れる予定なんで、それまで温存しておきます!
お楽しみに♪
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。