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第1話

はじめまして。
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2018/02/12 07:45
「…いつも、いつも見てました」

か細い声が可愛らしくて

「大好きです」

自分に向けられる言葉が信じられなくて息を呑む

「付き合ってください」


上昇していくのは、僕の体温?鼓動の速さ?
目を背けたくなるほど頬を赤く染めた君に
吸い込まれそうになって固まる

不安そうなその顔は僕の一言で笑顔に変えられるのだろうか



間を空けたからか彼女は目を伏せ体を強張らせる
柔らかな髪に細い手足、大きな目、背は低くて、なんとも女の子らしい彼女
あの出会った日から僕は君に惚れていた
君は高嶺の花だった

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