お風呂もご飯も済ませた
健人Side
はぁ~…いい湯だったな~……
守り抜きたかったな。
「守る」
この言葉を大切にし始めたのは中2の12月頃
その時に明菜っていう彼女がいた。
明菜の親は明菜が小さい頃に亡くなった。
だから俺と明菜はずっと一緒にいた。
中2 *過去*
毎日、ラブラブな日々を過ごしていたのに。
でもあの1日だけでこの日常は一生帰ってこない。
あの日、明菜とデートをする約束をしていた。
だけど俺が前の日に勉強のしすぎで熱を出してしまった。
LINE
カーテンを、開けて窓の外を見ると雪が降っていた
これが明菜との最後のLINEだった
待ち合わせ場所から明菜の家まで5分で着く所なのに15分たってもLINEはこなかった
25分たった頃
ピロロロロロッ
スマホを見ると明菜からだった。
俺は頭が真っ白になってパニック状態だった
俺は熱でしんどいながらも必死で走った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!