燻っていた熱があっという間に甦り、肉体に火をつける。
服の上からさすられているだけだというのに、テヒョンの股間はデニムをぎゅうぎゅうと押し上げ、早く出してくれと言わんばかりにむくむくと勃ちあがった。
うそ...出そっ.....だめ、むりむり
夫のものではない男の手なんかに反応したくないのに、身体は彼の手から生まれる快楽を忠実に追い始めている。
だめと言いながらも、彼の手に自分の股間を押し付ける動作が止まらない。
もっと、ちゃんと触って欲しい。
直接的な刺激が欲しい。
貪欲な身体は先を欲しがり、持て余した熱を解放したくてたまらなくなってくる。
彼の残酷な命令にテヒョンの瞳から涙が溢れる。
散々焦らされた肉体は目の前の誘惑についに屈服してしまった。
心の中で何度も夫に懺悔しながらデニムのフックを外すと膝まで一気にずり下ろす。
下着姿になったテヒョンの下半身に彼の視線が突き刺さった。
淡いピンク色の下着に包まれた股間ははち切れんばかりに膨れ上がり、収まりきれない性器の一部がウエスト部分のレースから顔を覗かせている。
下着はすでに愛液に濡れ、所々に濃いシミを作っていた。
彼の指先が、はみ出した蜜口から出る滑りをまとわせながら亀頭を往復した。
続く
♡100
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!