テヒョンside
かなり長い間外で待たされたあと、
やっと家主が出てきた
俺は部屋に1歩入ると、床に座り込んで
スースーと寝息を立てるジミナを見つけた
でも赤ちゃんみたいな顔して寝てるジミナが可愛くて
ほっぺにチュッとキスをすると微妙に動いてる
可愛いなぁ…ㅎ
でもジミナの頭をなんとなく撫でてている時に
後ろから猛烈に視線を感じて振り返ると…
そこには見覚えのない可愛らしい女の子
あ、もしかして…
…ははーん、なるほどそういう設定で
ジミナを乗り切ったんだな?
やたらドギマギしてるなーって思ったけど、
そっか、俺一応芸能人だったんだㅎ
そう言いながら、俺とあなたちゃんとの距離を
開けようとしてるグガ
それを見て俺はいいこと…
いや、悪いことを思いついた
俺が正面から顔を見つめると、
顔を真っ赤にしてぶんぶん首を縦に振るあなたちゃん
なんか…可愛い。何だこの感じ
この子より美人なんて掃いて捨てるほどいるのに…
なんでこんなに可愛いんだろ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。