第18話

18話
4,169
2020/05/07 13:55
それから暫く、E組の皆さんと
過ごしていると

こんな情報が入った。















それは午後の授業中の事だった。
殺せんせー
殺せんせー
ここの式は〜で……
中一の私でもわかりやすく数学を

教えてくれている

殺せんせーの授業の時。
鎹鴉
緊急招集ッッ!!緊急招集ッッ!!
産屋敷邸襲撃ッ…産屋敷邸襲撃ィ!!
ガタッ
私はいきなり立ち上がり、
殺せんせーにこう言った
あなた

先生ッ…

殺せんせー
殺せんせー
あなたさん、今は授業を
受けている暇などありません!
急いで向かってください!
あなた

ありがとうございます!!

私は刀を持ち窓から飛び出した。







お願い…間に合って…!






学校からお館様の元まで、

暫く距離がある。

多分、私が着く前に
他の柱の方は着いているだろう。




茅野Sida
鎹鴉
緊急招集!!緊急招集!!
産屋敷邸襲撃ッ…産屋敷邸襲撃ィ!!
突然あなたちゃんの鴉が騒ぎ出した
産屋敷邸ってこの前行った
"お館様"という人のところかな
ガタッ
あなたちゃんがいきなり立ち上がって

『先生…』と殺せんせーに答えを求めた
殺せんせーは分かっていたかのように、

『今は授業を受けている暇などない
早く向かって』と言った。
あなたちゃんは少し焦りながら

日輪刀をもって窓から飛び出した

緊急招集って事は何かあったのかな…?



渚Sida
深影さんがいなくなってから

クラスはざわつき始めた。
寺坂:なんかあったのか…?!
矢田:緊急招集って言ってたよね…
ザワザワ…
落ち着かないクラスに先生はこういった
殺せんせー
殺せんせー
皆さん、少し気になりますが
落ちつ……
教室の床にふすまがあり、
その襖がいきなり開いて
皆その中に落ちてしまった。





急な事で殺せんせーは焦るが
クラスのみんなを
助けてある場所で着地した


ここはどこだろう…

上下左右が分からない…



すると誰かの足が見えた。

その足はそこで止まった。

どこかに掴まってるのかな…

だとしたら早く助けないと…!
そう思って殺せんせーに

話しかけようとしたら、

その足の主は降りてきた。
潮田 渚
潮田 渚
深影さん!?
あなた

み、皆さんどうしてここに…?

その足の主は僕達も知っている

深影さんだった。
茅野 カエデ
茅野 カエデ
私達ここに落とされてきたの…
あなた

皆さんも…!?

赤羽 業
赤羽 業
皆さんもって事は、
深影ちゃんもなんだ?
あなた

はい、私だけでなくほとんどの
鬼殺隊士がここ無限城へ
落とされています。

潮田 渚
潮田 渚
てことはここは…
潮田 渚
潮田 渚
鬼の根城…?
あなた

おそらく…そうでしょう。
きっと鬼舞辻はこの無限城のどこかで
身を潜めているはずです。

あなた

皆さん、私と一緒に行動して
いただけますか?

殺せんせー
殺せんせー
もちろんです。
あなたさんについて行きましょう。
あなた

ありがとうございます。




暫く歩いていると…
あなた

ちょっとここにいて貰えますか?

そう言って刀を取りだし角を曲がった。
あなた

霞の呼吸 伍の型 霞雲の海

ゴトッ
潮田 渚
潮田 渚
凄い…
ざっと数えて100は超えるであろう
鬼の頸を一瞬にして切り落とした。
殺せんせー
殺せんせー
今のも鬼ですか…
あなた

はい。強さはそれ程でもないですが
下弦程度の力をもたせられた鬼です。

あなた

多分この鬼を多く出して、私達の
体力を消耗させるつもりなのでしょう…

殺せんせー
殺せんせー
もしもの時は私も手伝います。
無理だけはしないでください。
あなた

はい











暫く歩いていると、少し血の匂いがした。

炭治郎程鼻が良くない私でもわかった。
私は勢いよくその部屋の扉を開けた。









スパァンッッ
茅野 カエデ
茅野 カエデ
え、ちょ、あなたちゃ……!
あなた

しっ、静かに…

童磨
あれ〜?誰か来たみたいだね。
鬼はこちらを向く。
童磨
わぁ、女の子だ!
それに1人じゃなくて沢山いるねぇ
後で鳴女ちゃんにありがとうって
言っておかなきゃ♡
童磨
…って1人は鬼狩りだね?
なんだか見た事あるなぁ…
あなた

(私の事…?)

童磨
君の名前、なんて言うの?
そう言って鬼は私を指した
あなた

み、深影あなた…

童磨
やっぱり!
深影鈴ちゃんの妹かなぁ?
あなた

深影…鈴…

あなた

姉さん…

童磨
姉妹だったんだねぇ!
残念だけどさっき吸収したんだ〜
あなた

う、嘘…
姉さんが…?死んだ?

童磨
そんなまさか!死んでないよ!
君のお姉さんは俺の中で生きてるよ!
私は刀を鞘から出して鬼に斬りかかった
ヒュッ
童磨
危ないなぁ…
急に斬り掛かってこないでよ
童磨
血鬼術 蓮葉氷
シュッ
童磨
わぁ!避けるの早いね!
柱かな!?
童磨
柱食べたらもっと強くなれるかなぁ…
それに君、稀血みたいだし…
童磨
さっさと殺して食べちゃおう!
茅野 カエデ
茅野 カエデ
あなたちゃん…稀血って…
あなた

稀血は50~100人分の価値を持つ血なの…
だから、同じひとりを食べたとしても
力は50~100倍強くなる。

茅野 カエデ
茅野 カエデ
そんな…そしたら……
童磨
あれぇ?あなたちゃんの後にも
1人稀血の子がいるね。
誰だろう?黒色で長い髪の子…
あなた

(神崎さん…?!)

茅野 カエデ
茅野 カエデ
それって神崎さん……
童磨
へぇ…先に君を食べてあげるよ
そう言って鬼は姿を消した。
あなた

っ……!

神崎:きゃぁぁぁ!!
あなた

神崎さんを離して!

童磨
それは無理だなぁ…
あなた

霞の呼吸 弍の型 八重霞

ザシュッ
とりあえず腕は斬れた。

神崎さんも取り返せた。
神崎:あ、ありがとう。
あなたちゃん…
あなた

神崎さん、これを。

神崎:これは…
あなた

説明は後でしますから、
とりあえず離れていてください。

神崎:わ、わかりました!
童磨
お、戦うのかい?
童磨
いいねいいね。
じゃあ始めようか!
童磨
血鬼術 蔓蓮華
ビッ
ピッ
あなた

うっ…!

童磨
やっぱり早いね!
今まであってきた鬼狩り達よりも
ずば抜けて早いかも!
あなた

花の呼吸 陸の型 渦桃

私は鬼の頸を狙った が…
童磨
血鬼術 凍て雲
あなた

!!

この血鬼術は吸ったらダメだ!

目も…瞑っていなかったら危なかった…!
童磨
ん〜…そう簡単に攻撃受けないなぁ…
それによく鍛えあげられてるね〜
童磨
少し俺と話をしよう!
あなた

話なら先程沢山しましたが、
まだ話し足りないのですか?

童磨
もぉ、冷たいなぁ…
君のお姉さんの事を
話そうと思ったのに…
あなた

姉さん…?

童磨
そうそう、君のお姉さんは
毒を使ってたなぁ…
童磨
最初は苦しかったんだけどね、
その毒、どうやら俺には効かなかった
みたいでさぁ…
分解できちゃったんだ!
あなた

毒を…分解?

童磨
うん!
その後沢山調合して強いの
入れてもらったんだけどさ!
どれも効かなくてさ〜
童磨
だから、肺を切って呼吸
できないようにしたんだ!
あなた

肺…を

童磨
うんうん!それで苦しそうで
なんだか可哀想だったから
吸収してあげたの!
童磨
…というかさぁ、君、刀取られてるの
気付いた?
あなた

えっ……!?

自分の手元を見るとさっきまで
握っていたはずの刀が
鬼の手元にあった。
あなた

(刀が無いと戦えないのにッ…!!)

童磨
君って動き早い割には、
少し隙があるんだね。
これなら早く食べれそうだ!
良かった〜!
あなた

っ……

童磨
も〜そんな怖い顔しないでよ。
早く諦めて俺に食べられなよ!
あなた

(…この鬼…色が見えない…
感情がないんだ…)

そう思ってたら鬼が急にこんなことを言い出した
童磨
あれぇ?もしかして猗窩座殿
死んじゃった?
童磨
悲しいなぁ…1番の友人だったのに…
あなた

……もう・ ・嘘つかなくていいですよ?

童磨
えっ?
あなた

貴方本当は何も感じないから
悲しいとか、
そういう気持ち一つたりとも
ないんでしょう?

童磨
あはは!やだなぁ。
人聞きの悪いこと言わないでよ
あなた

だって、貴方からは感情の色が
見えないんですもの。

童磨
感情の色…?
あなた

ええ、この際言わせていただきますが、
私人よりも目が良くて、
相手の感情が色で読み取れるんですよ。

あなた

悲しい時は青。
嬉しい時は淡い桃色。
怒っている時は赤色。
でも貴方からはどの色も見えない。

童磨
へぇ…面白いね、君。
あなた

多分、私の目が普通と人と
同じでも分かりますよ?

潮田 渚
潮田 渚
(どういうことだろう…)
あなた

鬼は、目が潤っているから
ずっと開けていられますが、
人間のように血は巡っています。

あなた

だから感情の色が見えなくても…
目が人より良くなくても
わかることですよ。

童磨
ふふふっ君ほんとに面白いね。
さぁ、話はここまで。
君の刀、取りにおいで!
そう言って鬼は鋭い対の扇を振り、
さっきの冷たい空気を出した
あなた

ッッ!!
皆さん!あの鬼が撒き散らす冷気は
吸わないでください!

あなた

肺が壊死します!

童磨
わ、よくわかったね! 
でも後ろの子達は守れたところで
君が吸っちゃったら意味が無いよ?
鬼はあっという間に私の目の前に来て
さっきと同じ様に冷気を出した。
あなた

っ…!!

私は咄嗟に避けた。

でも鬼は着いてくる。

暫く同じ事を繰り返していたら…
スパァンッッ!!
私の立っている場所の反対側の扉が
大きい音を立てて開いた。

そこには…













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次回、誰が来ると思います!?
まさかのあの人ですッッ!!
コメントに予想書いてみてね〜

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