私は桜。黄金家というお屋敷のメイドをしている。
ーー黄金家についてわからない人がいるかもしれないから、説明しとくね。
黄金家とは、名前の通り、とてもデカイお屋敷。この国に知らない人がいないくらい...
...いや、黄金家の表しかしらないか。
黄金家は、社会ではとてもいい業績を残し、国の皇帝にも気に入られている、BIG・お屋敷。(言ってみたかっただけ)
ーーでも
...そう。黄金家は「表」では綺麗でも、「裏」ではとてつもなくやばいお屋敷だ。
裏を調べれば、出てくるのは、
不正、暴力、セクハラ、裏社会との関係...などザックザック出てくる。
...なんて怒鳴られるのは日常茶飯事。
どーぞどーぞ、クビにしてください!むしろ本望!
お茶会...かぁ
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あー、うざい!
...あ、なんか目が痛い...
前から、「瞬き厳禁!」とか言われてて流石に目が痛くなってきた...(つーかなんだよ瞬き厳禁って...)
ーーパチッ
あ、やべばれた。
恐る恐る目を開ける...
ーー赤、赤、赤...
まわりを見渡しても、誰も、なにもいない。
ただあるのは...
瞬間的に吐き気が込み上げてくる。
ーーやばい、吐く..
吐きかけた瞬間、なにかの叫び声が、
『目の前』から聞こえた。
ゆっくりと、視線を持ち上げる。
ーーそこには。
私を、まるで獲物を捕まえるかのように殺そうとしている、化けものの姿があった。
やばい、殺される。
目の前で人が沢山死んでいる恐怖よりも、にげなきゃいけない、その気持ちが一番だった。
でも、逃げたところでかなわなかった。
ーー嘘でしょ?私、ここで死ぬの?冗談ならやめてよ...!!
そんなことを考えているうちに、化け物はもうすぐ目の前にやって来ていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!