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謙太郎 Side
ふっと目を覚ますと。朝だった 。
いつもと違う匂い…布団…、あ、
ここ あなたの部屋 だ…
グッと伸びをすると下の布団で寝ていた 優太 も目を覚ました 。
謙太郎 「 はょ…、 」
優太「 おはようございます… 」
謙太郎「 熱どう? 」
優太「 わかんないっス…まだ体だるいっスけど、」
謙太郎「 そっか、 」
優太「 安井くんは? 」
謙太郎 「 熱はないっぽい 。」
あれ…そう言えば あなた は…
優太「 すっごい寝相っスね…笑 」
優太 が指差す方を見ると
テーブルの下に敷いたラグの上で
大の字でうつ伏せになって寝ている あなた 。
確かにすっげぇ寝相 。笑
謙太郎「 俺ら あなた の事すげぇ振り回してた気がする…笑 」
優太「 僕もめっちゃ甘え倒した記憶が…笑 」
とりあえず起こして謝ろうと
あなた をトントンと叩いた 。
「 んんー… 」
謙太郎「 あなたー?あなたー?笑 」
「 んぅ…今日仕事午後からって言ったじゃん… 」←ブツブツ
謙太郎「 ふふふっ。笑 」
謙太郎「 起きて?笑 」
「 まだ寝る~…ぅ 」
謙太郎「 まだ寝たいのぉ~?
そうだよね~寝たいよね~でも起きようね~ 」
優太「 何かいつもの寝起きと違うwww 」
謙太郎「 あなた、自分の家だからかちょっと甘えてるよね。笑」
「 …、…待って。笑 」←起きた
謙太郎「おはようございまーす。笑 」
優太「 おはようございまーすw 」
「 起こしてるの普通にお母さんだと思ってた~…!!笑 」
謙太郎 ・ 優太「 あはは…笑 」
「 仕事午後からって言ったのに何で起こすの!?って思ってた~!笑 」
謙太郎「 だからかすっげー甘えた声出してたよ。笑 」
優太「 まだ寝るう~ 」←真似
「 やめろやめろっ!笑 」
あなた のレアな寝起きが見れた 。笑
「 2人とも元気になったの? 」
謙太郎「 多分熱下がった。咳も止まった 。」
「 その咳薬効いてるだけだから
続くようなら絶対病院行きなよ? 」
謙太郎「 はいっ。」
優太「 俺は、まだ体がだるいけど
昨日よりは全然マシっス 。」
「 よかった。
もう昨日超泣いてるから心配したよ 。」
優太「 あれはっ…忘れてくださいっ…笑 」
謙太郎「 泣いてたの?笑 」
「 超泣いてた!やばいよ。笑 」
優太「 もうやめてっ…笑 」
「 今度また話す。笑 」
謙太郎「 ん 。笑 」
とにかく!元気になったし。
ずーっと看病してくれていた あなた に感謝だね 。
布団にお粥こぼしてごめんね♡笑
謙太郎「 ありがとう! 」
優太「 あっした! 」
きしやす 復活!!←
fin .
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!