風磨 side
今目の前で 一目惚れした彼女 と メンバー が騒いでいる
『 え、どゆこと?? 』
あなた 「 あっ風磨くんごめんなさい! 」
「 私の幼なじみです 」
松島 「 2人が知り合いだなんてびっくりだよ! 」
『 それは俺もだし 』
あなた 「 あれ?2人もしりあい?? 」
松島 「 そりゃそーだよ、メンバーだもん 」
あなた 「 え? 」
あーあー、松島言っちゃったよ
すごい困惑した顔でこっちを見てくる彼女。
可愛いけど、俺のこと知られてなかったんだな
あなた 「 え?アイドルの方、?ですか? 」
『 まぁ、そうっす 』
あなた 「 えっえええ!?!?ごめんなさい!!こんな所で話してる暇なんてないですよね!! 」
敬語戻っちゃってるし、まつしまぁ
松島 「 なんか俺睨まれてるけど、あなたはテレビ見なさすぎ! 」
あなた 「 いやっほんっとごめんなさい!!聡、行こう 」
『 え、?コーヒーは、 』
あなた 「 本当に知らなくて!私なんかと会ってたら勘違いされたとき困りますよね!話しかけちゃってすみません!!帰りますね!お金は後ほど聡にもらってください! 」
あなたちゃんは早口でそれだけ言って松島の腕を掴んで帰って行った、、
え、え、俺せっかく誘えたのに置いてかれちゃうの??
俺にはあんなこと言うくせに、メンバーの松島の腕は必死に掴んで帰っちゃうし。
やっぱりダメかなぁ
そう思って俺も帰ろうとした時に下になにか落ちてるのを見つけた
『 ん、なにこれ 』
腕時計、
時間おかしくなってるしこれあなたちゃんのやつかな
N E X T ↱
腕 時 計 の 時 間 は ,
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。